2014年1月13日(八段語録1956)

指導者に告ぐ


 「鏡開き」が既におわりました。総勢百数十人の道場生が、初稽古にやってきました。その中で、大切なポイントを話しましたが、全部理解できなくても、私は皆さんを責めたりはしません。十年たてば、私が話していることを指導者の皆さんに理解できるようになると思うのです。だから、今年、指導者の皆さんは、最善を尽くして欲しいのです。道場でやってきたことを受け継いでほしいのです。それは皆さんにとって重要だし、極真の未来にとっても極めて重要な事です。
 私は、極真会館を四十年もやっているのです。しかし、もうこれ以上やれますか。道場での稽古の目的は指導者の皆さんにあるのです。皆さんが稽古でやったことを研究し、その段階から先に進まなければならないのです。第一に皆さんがやるべきことは、すべての情報を集めることです。空手道ついて、またそれがどのようなものなのかを知ることです。それから、さらに、極真空手について、深く知っていくべきです。当然ですが、私がブログで書いたことを鵜呑みにしてはいけません。読んでから、自分で発見しなければならないのです。
 空手の基本稽古はどのようなものなのか、どのような基本があり、どのように身体を動かすのか、また他の指導者がいう事を参考にはせよ、自分で確信するまで追求すべきなのです。何度も言うようですが、自分でそれを発見しなければならないのです。そのように考え、疑問を持ち、研究することができるように、自分の心を訓練しなければならないのです。皆さんが私から受け継がなければならないものが、それなのです。
 道場に通う指導者は、稽古の戦略を研究しなければならないのです。学童を指導することができたならば、一般はどのように指導すべきかを念頭に置かなければならないのです。私がやってきたことを考察すれば、どのように指導すべきかを理解するようになるでしょう。私はいつも他の人が考えもしないことを考えてしまいます。十年もしないうちに、素晴らしい基盤と築き上げました。そして、指導者の皆さんに、継承してもらっているわけなのです。
 机にしがみついていては、何もできません。自分の考えを実践しなければならないのです。そうすれば、私が話しているような成功を見出すことになります。指導者の皆さんの立場がどれ程重要なものなのかが分かるでしょう。この極真空手には限界などないのです。ある意味で、絶対的確信を持って言う事ができるのです。私達は、実際、稽古を通じて未来を受け継ぐことができるのです。指導者の皆さんは、未来の為の人間なのです。
 私達は未来の事を考えています。だから未来は皆さんのものなのです。成就すべきことをやり遂げましょう。将来のために誰かがそれを行わなければならなりません。指導者は今となっては、私の希望であります。それが分からなければ、自分が一体何者であるかさえ分からないことになります。私の心と一緒の指導者は、極真空手で成功する人生を歩もうとする人です。指導者の皆さんが、私と同じ気持ち、同じ望みを持っている限り、必ず成功者になれるのです。