2011年8月1日(八段語録1395)

私と全国組織(65)帰国の飛行機の中で


 八月の一日を飛行機の中で迎えています。日本における様々な戦略を思い浮かべては消え、再び何かしら思い煩っているのです。今も数納師範とは別のエアラインという事もあって、少し気にかけているのです。というのも、手塚グループの総本部の移転の改修作業を手伝い、稽古と合宿に果敢に挑んでいるのです。そして今回のベルギーでのサマーキャンプを無事終了したのでした。彼はもうすでに海外のアラン師範に、二段の段位を頂いたのでした。
 これからの東京での活躍が期待されるわけです。杉原師範とのコンビネーションは絶妙なのです。それと、過去に会長の道場に在籍したという事は、かなりの強みという事になるのです。会長との信頼関係も、このキャンプで深まったわけです。もちろん、私との心情的な繋がりも密になったという事で、数納師範の人物像も明確に浮かび上がって、信頼を寄せることが出来るのです。
 ところで、サマーキャンプを振り返って、いつも思わされるのは、言葉の壁なのです。同じ極真空手をやっているわけですから、心は通じるのです。しかし、細かい点で伝えることが難しいと感じるのです。この課題は、ヨーロッパキャンプに来て、もうすでに5回を数えるのですが、一向に進歩がないのです。今回も同じような壁にぶち当たっています。もう少し、言葉の壁がなければ、真意を伝えることが出来るのにと悔しくも思うのです。しかし、いつも、三日坊主で終了してしまうのです。
 今回も同じパターンであろうと思うのですが、一応決意を固めるのです。将来においては、アラン師範とのやり取りが生まれてくるであろうし、今回のように、ビジネスライフの発言を受け止めて結論を出さなければならない時も来るであろうと思うと、あいまいにはしていられないのです。それでも、今だけの思いであろうと、消極的になっている自分に気が付いてしまいます。
 今回は7月17日に家を出てから、今までロングランの出張なのです。この期間、投入すべきことは、果たしたという気持ちはあるのです。しかし全国ネットの構築という事がテーマの旅路は、これからという事なのかもしれません。もちろん、世界の情勢を肌で感じることが出来たわけですので、さらなる組織形成に勤しまなければならないことになるのです。 
 この旅路の終着地の成田空港には、一時間も立たずに着陸をするのです。心の準備はというならば、完全ではないにせよ、スタッフとの打ち合わせをしながら、次の段階に向かう決意だけはある自分の姿なのです。自分の生き様として、経済活動ではなく、人材育成を極真空手という切り口で推し進めてこられていることに感謝をするのです。空手道を通じて、自らを治め、尚且つ人格教育に没頭したという事なのです。
 正しく、本来の人格を目指し、多くの人々に間違った道に踏み込まないよう武道教育に専念したことに悔いはないのです。自らと家庭をモデルにして、多くの迷える子羊を導ける人としての生きざまを、推し進めたいという事を決意しながら旅路を締めくくりたいと思うのです。