本部長通信139  2008年4月2日

良き家族(2)

 師範は、更生保護の仕事をしているのです。ゆえに、良くない家族を形成していく最初の動機が、自分を中心とした愛の占領主義になっているのを見るのです。当然不倫関係に走り、子供をじゃまあつかいして、妻と絆を切り、子供をないがしろにしてしまう家族に遭遇してしまいます。
 師範は、青少年達に、空手道を通じて、家族を責任持って担当し、忠実に完遂し得る男女を育成していくことが責任であると思っています。
 それでは、今の家族が一体何が失われているかであります。第一に、父母の価値を失っています。第二に、夫婦関係がうまくいっていないのです。第三に親から愛され続ける子供の立場を失っているのです。
 このように、親の心を確立していないし、夫婦関係はめちゃくちゃになっているし、子供は親を馬鹿にするのです。どうしようもないのです。だから、燃え上がる心と訓練と力で、本来のあるべき家族を発見していかなければならないのです。

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