2011年7月25日(八段語録1388)

私と全国組織(58)正しい判断にこだわる


 今までの会長からの恩恵の土台の上に、どのようにこのグループの基盤拡大をしていくかという命題に取り組もうというのも今回のサマーキャンプです。小さなグループとして影響力のないままに、自己満足をしたくないというのが率直な私の気持ちなのです。かつての私の勢いを活用するならば、まずは、極真会館の指導的役割を担うだけの基盤を確保できるのではないかという主張なのです。
 小さな団体として、サークル活動の延長という事でしたら、それでも良いのですが、一度きりの人生を謳歌できるわけですから、このグループの課題に果敢に取り組んで、見事勝利する方向を打ち出すことも可能であると確信しているのです。家庭内手工業の時代は過ぎ去っているという事を、会長と共に超えていきたいと思うのです。
 サマーキャンプ当日という事で、ヨーロッパ各地から指導者が集まってきました。昼間は、三人で会議という事になりました。結論から言うならば、私が提案していた内容を会長が受け入れてくれるという方向性なのです。確実に実施する日は、三年後という事になりました。今までの会長が回収していた、昇級・昇段審査代、空手着代、会員証代、を株式会社極真会館の収入に内包させるのです。会長には、役員報酬を受け取って頂くという事になるのです。
 その為に、私が全国の組織を統率するのです。つまり、最低の合体レベルのが、会員数でいうならば、秋田百名、宮城五百名、新潟五十名、千葉百名、東京東三百名、東京西三百名、大阪五十名、広島三百名、福岡三百名の二千名の審査人数を確保するのです。この基盤を確保するためには、徹底したタワーを取りながら、全国が目標を持って取り組むという姿勢が必要になってきます。
 この審査人数は、絵に描いた餅という事ではなく、実質を伴う事になるのです。つまり教育の充実を徹底していくのです。一年に受ける審査人数の充実という事になります。ここに我がグループの拠点主義から、ラインとしての流れの確立につながるのであり、これが、平面をカバーし立体として確立させるという事になるのです。つまり、この方針は、今までの道場の会員数の二倍を目標とするわけなのです。昇段審査に関しても、カリキュラムを組んで、全体合流しながら、全国規模で行うのです。
 この体制を築き上げる為に、最低一日一名の会員の増加が願われるのです。もちろん退会者が出る訳ですので、退会者をカバーしながら道場生の拡大という方向を明確にしなければならないのです。何故ならば、与えて頂いた期間が三年ですので、一千二百日で完璧に仕上げるのです。
 当然、メインを審査会に置いているわけですが、会員数の増加として一千五百を見込むのです。それ故に、空手着を千五百着という事になります。昇段に関しても、毎年十名以上を見込むのです。それは、教育ラインの充実という事になるのです。指導者が増えなければ話にならないのです。毎月、三十名の道場が一つ全国に進出するという勢いを手塚グループは持つようになるのです。