2011年7月23日(八段語録1383)

私と全国組織(53)サマーキャンプ準備の日


 合宿所に到着して朝を迎えました。日本と違ってとても涼しいのです。寒いのではないかという感覚さえあります。今回は5回目のサマーキャンプです。アラン師範が主催するセミナーに世界各国から指導者が集まるのです。特にヨーロッパが中心です。会長はというならば、アラン師範に全てを委ねているという姿勢です。それだけに人柄も良く、語学もそれなりに堪能であり、日本語に関しても意識が高いのです。
 今回は、克明に合宿の内容や学ばなければならないことを、書き記すことが出来るのではないかという期待を持っています。今までは、私個人が眺めるだけという程度のものでしたので、それほどまでに価値視していたわけではないのです。上から目線という事なのでしょう。しかし、過去のサマーキャンプにおける進歩は、アラン師範の努力もあって、目さましいものがあるのです。それを真剣に学ぶことも考慮に入れての取り組みという事になります。
 ところで今日の予定は、昨日からアラン師範の家庭で、寿司を食べよういう事なのです。合宿所から一時間半の時間をかけて到着したのは、アラン師範の道場でした。広い道場でキックボクシングの練習している親子がおりました。絶えず近所に道場を解放しているのだそうです。広い道場は、厚さ2センチのジョイントマットが引きつめられて、どのような練習にも適応するのです。サンドバックも端に七個掛っていましたし、本格的なトレーニングがすぐにでも始めることが出来るのです。
 それから、アラン師範の自宅へ移動です。母屋から外れた別家には、一番ブランドの武道具が、山のように積み込まれていました。いつでも日本に出荷が可能な状態なのです。格闘技雑誌には、一番ブランドの宣伝も大きく乗せているのです。別家から母屋まで歩くのですが、池が中央にあって、錦鯉が何十匹も泳いでいるのです。日本庭園をイメージした庭のようです。
 お昼も過ぎてしまいましたが、アラン師範の奥様と娘さんが丹精込めて、作ってくださったお寿司をおいしくいただいたのです。もちろん話のネタは尽きないのです。一家団欒の中に、笑いと笑顔が絶えない、良き思いを与えていただいたのです。やはり、手塚グループは家庭を中心とした愛情あふれるという感性を、アラン師範の家庭からも、薫り高く感じさせられたのでした。
 名残惜しく、高速道路を合宿所の岐路に着いたのでした。車中では、会長との会話が止まらないのです。数納師範がいるおかげで、話が弾みます。手塚グループのこれからの未来の予言を私なりにするのです。そしてそれも着実な実績を積み上げての内容なのです。年内に宮城が四〇〇名の審査、広島が百名、福岡が百名、千葉を含めた新しい東京が百名、秋田が五十名とするならば、七百五十名の審査が今年中に実行できるのです。気が早いのですが、来年は千名の審査を行う組織基盤が出来るのではないかと考えるのです。
  合宿所に到着すると、間違えて持って行った、けしからん主が、フインランド航空経由で私のバックを送ってくれました。迷惑な話なのですが、旅行でのことで、お互い不便に思ったこともあろうと思うので、あえて何で間違えて取って持っていくかという意識は、極力捨てようと思ったのです。当然帰ってきたバックを見つめながら、自分にも間違えないようにと言い聞かせながら一日を終えるのでした。