2011年7月17日(八段語録1377)

私と全国組織(47)母校での夏季審査会


 仙台市宮城野中学校で、空手道の錬成会がなされました。今回は、「社会を明るくする運動」のイベント、法務省が主唱する伝統ある運動との共催したのでした。国家が主唱する地域の活動と極真会館がジョイントすることは画期的な内容でした。
 おりしも、財団法人青少年交流振興協会の増田理事長、宮城野区の家庭健康部の伊藤部長、佐々木経済学博士、NPO法人の千葉理事長、保護司の志羽久会長、社会福祉協議会の瀬戸会長、前市議会議員渡辺先生がお見えになりました。それから、わざわざ東京から研修に数納師範が、伝統の継承のためにきていました。
 ところで、私たちの活動は、地域に根ざした青少年教育に力点を置いています。今回の行事は、極真会館にとって新たな一ページを加えたことになります。更に、ご父兄や地域からも支持される活動を展開したことになるのです。宮城県本部創立以来十年の歳月が過ぎましたが、ますます力強く前進できるのではないかと確信したのです。
 今回の審査会の最大の特徴は、私の母校である宮城野中学校でイベントが行われたことなのです。ここは、私の少年時代過ごした学校です。また、私の息子と娘たちも通った学校なのです。私の学んだ三年間が思い出されましたし、我が子供たちを育てるために、父母として、思い出の宝が詰まった所なのです。そこに私が指導者として座り、息子が道場生の前で空手の指導をしているのです。こんな光景は、神様の贈り物としか考えることが出来ないのです。
 また会場は、二年前に新たに新築された体育館なのです。通路を挟んで武道場が併設され、百五十名の空手錬成会も、スムーズに運営がなされました。最新式の設備を整えた会場でのイベントは、子供たちにとっても、ご父兄にとっても、満足できる結果をもたらしたようです。
 わずか、二時間半あまりでしたが、あっという間に過ぎてしまいました。道場の初期に入門した子供たちが、上級者になっているのです。組手の技の切れ味もさることながら、逞しく育っている姿に頬擦りしたくなるほどの愛らしさを感じるのです。ご両親の姿からも、私たちの道場に預けて良かったとう安堵感から笑みがこぼれていました。帰りがけには、感謝の言葉がスタッフや私に投げかけられました。
 結論として十年間の愛情の投入が、形に現れていました。二代目師範も板について運営しているのです。誇りを持ってスタッフと調和していました。この錬成会を契機に新たな段階に入っていくと確信するのです。またこれからの夢の実現に向けてのステップが踏み込まれたことになります。更なる発展のために、グループの一体化として、業務の簡素化と統一性を目指そうと思うのです。