2011年7月9日(八段語録1369)

私と全国組織(39)私の温めてきた切り口

イノベーション(innovation)とは、物事の「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のことなのです。新しい技術の発明だけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革なのです。つまり、それまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことを指すことなのです。
 インターネットからイノベーションの意味を引っ張ってきました。私たちの能力がどこまで通じるのかをテストしたいのです。いわば、私たちの中核的な能力がどのようなものであるかという事を探りたいのです。今の私たちの武道教育は、私たちの道場固有の個性なのです。そして、その土台には、私が歩んできた修業時代があるのです。それが私たちの道場の強みなのです。そして、私の修業時代の中にイノベーションの能力が潜んでいると考えるのです。
 ところで、どのような切り口で道場の運営をすべきか、どのように道場生を教育すべきであるかという事は、自らの過去の業績に記録しているのです。もちろん青年時代の若き情熱だけで生きてきましたので、評価されたこともなければ、そのような評価するシステムなどなかったのです。ただ、ブラックベルトを目指すだけでした。
 したがって、過去を振り返るまでもなく、新しい切り口に関して、自らの戦略を記録し始めたというのが、今回のブログの経緯なのです。それは、私にとっても評価されるシステムを必要としているし、どのように影響を与えることが出来たのかを、流されることなく評価していきたいと思うようになったのです。
 このように、長きに渡って考え始めたのですが、実験場が全国に生まれたのでした。宮城県本部だけではスタートさせることが出来ないのです。宮城だけの道場運営だけを唐突に主張するのではないのです。全国が宮城県本部を学ぶことによって、グループ全体が、新しい切り口を発見するのです。そのような中から本当の成功事例と言えるものが何であるのかを検証するのです。
 そうすることによって、社会として武道教育が求められている方向性に合わせることが出来るのです。社会的責任に見合っているかという事も必要なことです。武道教育における教育的価値が引き上がってくるのです。
 最近、私の切り口が、成長を促進しているのかどうかを検討し始めているのです。気が付かずに逃していることはないのか、気づいていても手を打たなかったことがなかったか、本気で取り組むことをしたのか、私なりに検討するのです。
 これらの問いの多くは、私としては客観的な測定にしていないのです。あくまでも主観的な評価を下すのです。しかも、解答というよりは、問題提起が多いのです。