2011年6月20日(八段語録1350)

私と全国組織(20) 今月の勝利が長期の安定につながる

 3.11の東日本大震災後の歩みは、東北全体が大変な苦境に立たされました。少なからず極真会館の道のりにも打撃を受けたことになります。一歩ずつ積み上げてきてはいますが、不十分な点はただある状況ではあります。震災から三カ月余りの期間を過ぎてみて、道場生や執行部のスタッフが、現状の打開のために相当な努力を重ねてきています。
 大部分の道場運営に関しては、平常を取り戻しているのです。新しい道場生の姿も増えてきました。10年に及ぶ極真会館の運営は、この大震災にもめげない基盤を築き上げているという実感を受けるのです。今年の中盤にきているので、少し私も検討しなければならない確認事項を整理しなければと考えているのです。
 それ故、この期間は、いつもの月の二倍もの時間を費やして、あらゆる事を検討しようと思っているのです。そこで、はじめに気づく事は、今まで歩んできた極真会館の歴史が、震災という、かつて味わったことのなかった危機的状況に際しても、立ち続けていることができるという事なのです。未だに崩れずにいるのです。
 それも、三か月立った今日でも、未だ緩めることのない活動が展開しているという事です。今日も一生懸命に活動がなされるのです。今月の歩みと、今までの10年の活動の意欲生に関しては、まるっきり変わらないのです。その意味では、今と今までが両立していることになるし、繁栄の源流を秘めているのです。つまり、今と今までの意識が変わらず、バランスされているのです。
 今というこの時を重視する事は、確かに疲れるし、そのような事は、もう基盤ができているのだから、少し手を抜いたら良いかもしれないという誘惑が来るものです。新規の取り組みに関しても、朝4時に起きて、パンフレット配布しなくとも良いのではないかという声も聞こえてくるのです。
 しかし、このような今という戦いの発想の重視が、これからの極真会館の社会的貢献の重要性を際立たせているのです。毎日を重要視するという事は、将来の展望を保証する事として考えているのです。今日も闘いの火ぶたが切られたという気持ちで朝に出発しています。
それが、私のライフスタイルという事なのです。まして、誰もいやがる事を率先する事が、長期の繁栄につながると確信するのです。道場生が必ずついてくるだろうし、全国の道場生も、この極真会館に在籍していることに誇りを持つに違いないと確信するのです。