2011年6月17日(八段語録1347)

私と全国組織(17) 青少年交流振興協会の打ち合わせ

 増田理事長の自宅にお伺いしました。畑で採れた大根を両手に訪問しましたので、奥様
は喜んで頂きました。話しは、これからの財団の方向性ということでした。この公益法人を今後どのような方向に持っていくかということに終始話し合いがなされました。
 私の考えとしては、全ての人材と経済を集中していくことに意味があると思っているのです。今までは、ボランティアの延長での理事であり、評議員だったのです。しかし、私が考えていることは、事業の運営をしていくという事なのです。このままの状態で、財団を運営していった場合には、財団に何ら疑似貯蓄がなされないのです。
 つまり、活動という消費をまかなう事ができないばかりか、スタッフの給与や退職者の年金の配分もままならないのです。この二つの疑似貯蓄をしていかなければ成り立たない財団の運営ということになります。
 今は、スタッフの給与も考えなくても良いシステムですし、年金給付などという事も考えなくても良い組織なのです。その意味では、活動を中心とした資本形成がなされないという事なのです。このままの組織を維持するとするならば、見せかけだけの看板倒れになるという事は目に見えているのです。
 はっきり言える事は、一つなのです。すなわち、資本形成する事を前提に、この組織を運営すべきであるということであり、その事を害する曖昧な観点は、もはや許されない状況にきていると思うのです。
 財団の課題は、しっかりした運営を行うためにも、活動という消費だけではなく、資本形成が財団運営の中心課題となり、大きな活動に至らなければならないという観点を忘れてはならないという事なのです。
 そこで、提案でありますが、各々理事が各部門に責任を持ち、財団の一つの分野に責任を持って運営していくということなのです。資本形成に責任を持つ事が、財団を運営していく唯一の道ということになるのです。財団は、その意味では、ゴルフ組織を吸収し、空手組織を吸収し、ボランティア組織を吸収した運営に着手すべきであると考えるのです。
 責任と資本形成意識のないところから発展はあり得ないのです。それだけではなく、退職した後にも、年金給付という形が取れる組織にしなければ、永続性はないという判断に立ってしまうのです。そのような極論を話してみました。今後の最大の課題は、公益法人の取得であり、資本形成を積極的に推し進めていく事ができる、各部門の組織力にかかってくるのだと思うのです。