2011年6月15日(八段語録1345)

私と全国組織(15) 見えざる革命

 昨日のブログにも載せましたが、生涯現役という組織を作っていくというのが夢になっています。年長の長老が若い青年を指導するという事は、とても重要な事だと思うのです。その事を考えると、六十歳定年で引退という時代ではないと結論を出すのです。高齢になればなるほど、最大の財産のような立場に立たなければならないというのが持論です。
 空手道を追及して、一生涯を終えようとする極真会館の組織で、ミッションでの最大の関心事は、いつまで貢献する事ができるかという事なのです。普通の会社組織では、五十代になると肩たたきが始まり、六十歳で定年という事になっていくのです。
 私からすると、実に勿体ない事であると感じるのです。それも、定年が近づくと、給料面が減額され、立場も指導的なポジジョンにいる人は、ごく少数の人間になっているのです。年齢が高くなると、もう必要がないという事を、毎日宣告されるようなものです。
 今の時代は、平均寿命が二倍近くに伸びているのです。人間の可能性は、更に高まりを増している時代ということになるのです。人生に関する最大の関心事を、長生きして、社会に貢献し続けるという事を念頭に置く事も、必要になってくるのです。
 ところで、今までの職場は、大概の人が六十歳定年という前提のもとに生涯を構築したのです。しかし、今の私達は現役で社会に役割を演じることができるのが、六十歳を超えて歩めるというのが当たり前の社会に突入しているのです。
 そのような意味では、見えざる革命がなされても良いのではないかという思いがするのです。私達の極真会館のスタッフに定年はないという方針を出しているのです。役割を失って生甲斐を感じて生きることなど難しいに決まっています。もちろんそれには、しっかりとしたその人の価値の裏付けが必要になってくるのです。私達の修行の流れには、段位があり各位があるのです。
 それは、生涯追及していくものとして、自己自立と社会貢献を兼ね備えた歩みを自らに課する事が生涯現役の条件になると思うのです。その自己創造を前提にした必要不可欠な組織のシステムを形成する事が急務であると考えるのです。
 したがって、これからは、生涯現役であり続けるための、組織の中での人材の保護が必要になってくるのであり、運営に携るものとして、最大の課題として取り組むべき内容であると思うのです。この革命は、いくつかの諸問題を解決する中で、良き方向に解決されるものと信じているのです。
 今日も、晴れ間が広がり、清々しい一日となりました。畑に出て、周りを散策し、色々思索にふけるのです。草刈りはもとより、野菜の収穫、農機具の点検、補修と時間がいくらあっても少ないのです。農地を見渡せば、やるべき事が無制限に表れてきます。それでも、夕方から空手の指導が入っているので、切り上げて稽古する為に長町に向かって行きました。空手も、本当に奥が深いのです。