2011年6月5日(八段語録1335)

私と全国組織(5) 師範と共にスペシャリストが必要

 これからの組織において、スペシャリストは必要になってくるのです。それが情報型組織ということになります。オーケストラの話をしてきましたが、各部門の演奏者はスペシャリストでなければ、オーケストラが全体に高まるわけはないのです。
 そのような意味では、師範に寄り添い、両輪となるぐらいの覚悟はできなければならないと思うのです。各県においては、事務局長が片輪としての使命を果たしているのです。確かにあらゆる葛藤があるのを、周りから聞こえてくるのです。それでも、必要性を訴えなければならないのです。
 そのような意味において、キャリア上の機会は当然与えられているのです。それが、ナンバー1だとかナンバー2だとかという事は、あまり考えないほうが良いのではないかというのが私の意見なのです。それを昇進したとも考えるべきではないのです。それぞれの分野において活躍していこうとする事に限定すべきなのです。
 それが、私が主張するにミドルのポスト、スペシャリストという事なのです。その事ゆえに、師範をサポートするならば、同格という立場なのです。ところが、今日トップだけが社会的な意味あるものと考える傾向があるようです。社会全体もそのような考え方をするのです。ポストを重要視する事はいかばかりの価値があるのでしょうか。それよりも、キャリア上機会が与えられた責任のほうが重要視されるべきであると考えるのです。
 極真会館での私の主張を整理させていただくと、パートナーシップを持ったスペシャリストになって欲しいという事なのです。事務局長が師範のパートナーシップをしっかり勤めるとするならば、かなり早い段階で、全てを任せてもらうような人材として登用されるし、そうでなければ、かなりの早い段階で外れてしまうのです。
 どのように思われているかが問題ではなく、どのような方法をとるにせよ、信頼されているという人間関係の中から、構築すべき組織的位置であると思うのです。 
 グループ全体についても、師範会議が必要になってくると同時に、事務局長会議も必要になり、更に、新規部長会議、教育部長会議も必要になってくるのです。そのようにして、極真会館という組織のオーケストラが演奏されていくということになるのです。そのような事を検討すると、師範以上の存在が周りには生まれてくるといって過言でないのです。