2011年6月2日(八段語録1332)

私と全国組織(2) 情報の交換

 いよいよ本来の全国的活動を展開しようとしています。極真空手を全国化して行くのですが、各県のトップを中心として教育を中心として組織ということになります。そして、事務局を中心に情報を的確に収集していくという考え方なのです。
 どのように全国を統治していくかということになります。日本の人口が一億以上おります。膨大な人口に対して、僅か一握りの極真会館という組織が、影響を与えていくことができるかという事なのです。一億に対して僅か数千という人数で、本来の武士道教育を始めようとするのですから大変な事です。
 実際、今の物質文明を謳歌している社会に、極真会館が何を投じることができるかということになります。そのように考えを抱くにしても、各県本部は、孤立しているようにも思えるし、各地の責任者同士の情報交流はほとんど無いような状態なのです。
 今の私達の組織は、会長を中心にフラットなのです。それぞれの県が会長に報告し、与えられた責任を全うし会長をお呼びして、組織発展を進めていくという事なのです。各県は、予定を立てて、実際の結果を報告し、それなりの反省をしながら進めていくということになります。ここに立体性を持たせなければならないと思うのです。
 現状の報告を、会長が訪問した時に、会議を持つという事なのです。それが今まで続いてきたのです。もちろん、一年半余りの期間、事務局がリードして、情報を収集しフィードバックして、その検証を計ったのです。しかし考え方の違う指導者がいることによって、思うような結果を生みだす事はできなかったのです。このような状況を踏まえて、しっかりとした、理念の下、お互いが同じ考え方を持つという事が如何に重大であるかという事を再認識させられて次第なのです。
 そこで、これからの、全国的組織運営にあたって、一ヶ月の目標、あるいは予測をしっかり記入して、その対応の戦略を書くことによって、成果を上げていこうという事なのです。お互いが基本的な政策について質問するような雰囲気が生まれてくるようにしようと思うのです。
 各地方が、どのような機会を持って、推し進めていくことができるのか、どのような脅威があるのか、対策はどのようにしなければならないのか等、積極的な報告をしていくようにすべきであると考えるのです。そのような意味では、熱心な議論が生まれる組織にすべきであると考えるのです。
 このような方式で、全国の組織を統治していこうと試みようとしています。必要な情報を全員が手に入れることによって、組織の成果を上げていこうとするのです。出発した全国組織という意義を噛みしめながら闘いになるのです。
 早速、杉原師範から報告がありました。40名の小学生を指導したという事なのです。あらゆる情報を整理して、これから事にあたる体制ができそうに思うのです。