2011年5月30日(八段語録1329)

復興への道(46)

 自分に言い聞かせようとする事があります。私は何を学ばなければならないのか、そして、私と共に歩んで下さる師範達は、私から何を学ばなければならないのかを検討しながら答えを出しているのです。このようなブログを書くにあたり、昨日の自分より成長した自分でありたいと願うのです。
 今日は、会長の有難さを検討しました。今の指導者達は、このような手塚グループを形成しているから活動ができると思うのです。つまり、手塚グループに所属しているからこそ、今の地位があり、責任と役割があるのです。しかし同時に、このグループを先導していかなければならないのです。彼らは、師範といえども、かつては白帯から修行を続けてきた道場生なのです。
 受けてきた教育は、極真会館の真髄を貫いているのです。それ故に、手塚グループがあってこそ初めて、所属が明確になり、活躍するチャンスを得ることができるのです。手塚グループが今まで巨額の投資を行っているがゆえに、今の自分の役割がある事を認識すべきであると思うのです。
 つまり、大山総裁と草創期を闘い抜いた財産が会長にはあるのです。サラリーマンを辞めてまでもこの空手道を追求した険しい道筋があるのです。更に総裁が無くなってからは、遺族派として5人の師範達と裁判闘争をして勝利した経緯があり、莫大な経費をかけながら守り抜いた歴史があるのです。
 そのような意味では、各県の師範といえども、手塚グループに所属していることを誇りに思うと同時に、この組織に依存している事実を認識すべきなのです。この事実を忘れて、自己中心的に振舞って勝手に反旗を翻し、立ち上げた団体が残念ながらあるのです。そのような組織は、誰も認知する事も無いし、自己満足の領域でしかないのです。何年かを検証しても、誰も指導者クラスは、ついていっている人はいないのです。ただ訳が分からず、幼いメンバーだけがコントロールされているだけなのです。
 しかしながら、秋田では、四人の黒帯が春日師範の下に移ってきています。東京でも四人の黒帯が道場を立ち上げていますし、大阪でもそうなのです。全ては、伝統の上に多くの同志が集まるのです。これから大きな発展を遂げようとする団体は、正当な伝統の下に大きく発展するのです。
 さて、本題を検証するのですが、学ばなければならない事が多くあります。そして、多くの知識を獲得したかのように思うのです。それは、他の知識より上位にあるというものでもないのです。知識の位置づけは、それぞれの知識の優位性や劣位性ではなく、共有する目的に対する貢献によって決定して行くものだと思うのです。それ故に、私は、求道の行脚を続けていくということになるのです。