2011年5月29日(八段語録1328)

復興への道(45)

 昨日、秋田へ向けて会長と高速道路で向かいました。朝の修行と親父のディーサービスの送り、様々な午前中の雑用で疲れ切っていたので、運転は、途中サービスエリアで休憩を取りながらになりました。秋田の東横インで春日師範と打ち合わせです。三時間余り話をする中で、対話の重要性を感じました。
 というのも、グループとしての結束をどのように計るかということで、歩調を合わせるという事を確認したわけなのです。私もいつの間にか、二年近く秋田の審査会には行っていなかった事になります。やはり、対話の必要性を痛烈に感じるのです。
 今日、10時半から審査会が行われました。いつの間にか、黒帯のスタッフが四人に増えていました。しっかり春日師範を支えているのです。指導者層が確立してきているという印象でした。
 今後、道場を運営して行く上で、多くの情報を交換しながら学んだり教えたりしなければならないと感じたのです。そして、空手道ということに焦点を合せながら、しっかり運営していかなければならないという思いです。
 しかし、秋田を含めてですが、実績と成果、そして課題に焦点を合わせていかなければならないと感じるのです。それには、道場内部が結束しなければならないし、各県が結束していかなければならないと思うのです。つまり結束こそが発展の大原則ということになります。どの組織でも、結束してこそ発展が見込まれるのであり、結合能力があって大きくなるのだと思うのです。
 そのような意味で、春日師範には思いつく事を腹の底から話してしまいました。受け止めてくれたようです。有難く感じています。これも一体化したという事を感じるのであり、それによって、既存の道場運営をはるかに上回る発展を遂げるのではないかという予感がするのです。
 秋田で感じたことは、一つになるという事は、問題解決につながるし、知識や情報の分析はもとより、問題への取り組み方に関わる方法論も生まれてくるのです。すなわち、知らない事を体系化できるし、知っていることよりもはるかに知らない事を聞かされるので、意義を感じるのです。
 会長と春日師範を囲む中で、東北大会を秋田で行っていくべきではないかという話が盛り上がりました。話し合いが膨大な可能性へと導いてくれるのです。まさに、一体化が特化したからこそ、このような話になると思うのです。潜在的な可能性が具体的な導き出されていくという印象でした。あらゆる可能性を見出すにも、一体化してこそ生まれるのだという実感をして、秋田を後にしました。