2011年5月20日(八段語録1319)

復興への道(36)

 東日本大震災から二カ月の期間がもう既に過ぎてしまいました。仙台市内は平常心を保つようになっているのですが、それでも、チラシを配布していると、200世帯もある巨大なマンションに赤紙が張られているのです。もう既に土台は崩れ、いつ崩壊しても良い状態になっているのです。住民は避難して、新しい居住地を求めていこうとしているということでした。
 手塚グループが全国に大きな起爆剤をしかける如く、全国の支部が活発に動き出す前兆を感じるのです。私が願う各都道府県の発展は、極めて簡単なのです。それは、宮城県本部モデルを相続しましょうということに尽きるのです。道場の教育を始めとする業務内容を、分解しながら、その一つ一つを継承するという事なのです。それらの、内容に関する成功事例をしっかり学び、短期間に受け継いでいくという事を徹底して行くのです。
 全国の責任者が一から初めて基盤を作っていくという事は、至難の業なのです。それよりも無駄な動作を捨てるという事から始めるほうが余程良いのです。残った時間を有効に使い、道場運営する方向性を検討し、負担をかけずに、短い時間で行えるようにすればよいという事なのです。そこで、各地方での実情にあった方式を検討するならば、一新された道場運営を立てることができるであろうし、その運営に必要な人材を育てていくということになるのです。
 手塚グループのこれからの方針は、今後とも発展を試みようとする道場にとって、相互扶助的な関係をもたらす事ができるのです。それだからと言って、宮城県本部を越えていってはいけないとい事ではないのです。東京、大阪のほうが、より人口密集地帯であるし、限りない発展が願われるのは自然な事です。
 もう既に、中心的課題は、どの地区が、どうのこうのということではないのです。あらゆる地域が大いなる役割を果たさなければならないということになるのです。ですが、宮城県本部にもリーダーシップとしての意地もありますし、あらゆる中心的課題を解決してきたという成功事例も多いのです。そして、新たなる課題への挑戦を行う事であろうし、道場運営のより大規模な運営の道を切り開かなければならないというのも理解していることだと思うのです。
 したがって、手塚グループのこれからの運営に関しては、技術や体力の勝負にこだわることなく、青少年の教育という高度な知的労働に関わる内容になっているという事を直視しなければならないのも事実なのです。
 そのような事を考えながらも、肉体のトレーニングに励む私の姿があるのです。今日、トレーニングのしすぎで、肩の上部にしこりがある事が判明しました。それが痛いのです。バンテリンを張ったり、氷で冷やしたり、色々しますが、なかなかとれません。動かすと痛みを伴います。それでも、解しながらトレーニングに励む自分を見つめながら、もう少し気楽にやればいいのにという反省もするのです。