2011年5月19日(八段語録1318)

復興への道(35)

 久しぶりに、杉原師範から連絡が入りました。小学校での最初の出発は、40名とのことです。予想以上の生徒の集まりに、困惑気味の電話でしたが、とても嬉しそうな声が聞こえてきました。スポーツ少年団のような感覚での活動なので、週一回の指導ということになります。それでも、今後につなげる意味では素晴らしい成果が現れたものです。
 数納師範にも、報告をしてみると、杉原師範の成果に対して喜んでおり、自らの状況も話してくれました。小金井を中心に10名の道場生を確保しているということでした。何と逞しく基盤を作ろうとしていると感心してしまいます。
 今日の報告は、新しく出発した東京都首都圏での、勝利の方程式へ向けての第一段階ということになります。一緒に出発したメンバーは、同僚であり、競争相手である事は間違いないのです。もう既に、手塚グループの主たる戦力であり、資源になっているのです。
 お互いが尊重し合い、本当の極真会館の基盤を築くべく立ちあがった同僚であるということになるのです。これからの本当の関係は、敬意を持って尊重し合いながら推し進めていくことになるのです。そうでなければ、従来の一般の組織関係と変わりなくなってしまうのです。
 そのような意味では、各都道府県で、これから参加する指導者は、有能な人材であるべきであり、資源なのです。手塚グループの目的に共有する人達ということになります。同じ目的に向かって活動する時に、大いなる成果も得られるのです。これからの競争は、地位や身分を決定するのではないのです。もちろん駆け引きでもないのです。
 私達の目標は、まぎれもなく、ミッションであり、家族モデルを中心とした生活であり、人生に関わる事なのです。これからは、益々各県が成長するものと見ていかなければならないと思うのです。そして、今まで蓄積してきたノウハウを共有しながら、共に学ぶことになるのです。
 もちろん、このように学んだことを使いこなす事ができるように熟練して行くことに訓練を重ねていくことになるのです。東京からのメッセージで、色々と心を動かされます。今私が果たそうとする事が、未来永劫に渡って誇りうる教育事業でありたいと願うばかりです。我が家に帰ってからも、何か嬉しさが込み上げてきます。
 そのような、私の姿に、異変でも感じたように妻はじろじろ眺めてきます。それでも、嬉しさは隠せないのです。良しと、心を引き締めて更なる展望へ向けて頑張ろうと心に決めていました。