2011年5月2日(八段語録1301)

復興への道(18)

 今の社会構造は、昔と大分変わってきています。終身雇用や年功序列といった、会社の為に働くという動機づけが失われてきているのです。つまり、社会人は、会社の従業員ではなくなっているのです。ほとんどの仕事の形態が、契約社員であり、パートであり、臨時社員という雇用の内容に急速に変わりつつあるのです。
 そのよい例が、派遣社員のような形態です。その会社で従業員と一緒の仕事をしているのですが、実は、仕事の一部を専門の企業に委託し、そこから派遣される社員という事になっているのです。つまり委託される事、すなわちアウトソーシングになっているのです。
 かくして、働く一人ひとりが、自らの配置にだけ、責任をもつという事になっているのです。この事は、気薄な人間関係を作ってしまうし、個人主義を助長することになるのです。自分のしっかりとした能力を発揮しなければ、取り残されてしまう社会になっているという事なのです。
 さて、このような社会に急速に向かいつつあるという事実を認識すべきなのです。このような社会で生きていくためにはどうすべきかが重要なのです。歯車として、流されるままの生き方では限界にぶちあたってしまうのです。もう既に従業員社会のような同じベルトコンベアーに乗っての仕事では無くなっていくのです。
 そのような意味では、社会に向かっていく上で、自分自身の確立が願われるのです。つまり、自らの自己啓発が必要不可欠な時代へ突入しているのです。自らの最大の個性を築き上げるという事が必要なのです。
 そのような意味でも、極真空手道において、自らを確立して行くという道場での修練は重要なのです。指導者としては、道場生の個性を最大限生かしていく指導に徹して行く事が大切です。自分の生き方に自信を持てる人材の育成を目指すという事になるのです。
 ところで、今日はパソコンの点検と活用方法の研究に専念しているのです。スカイプでネットワークを作ったらどうかと考えたりもするのです。これから全国的な組織になるので、どのようにコミュニケ―ションを取るかという事を検討するのです。データーのやり取りをどのようにアップして、更にフィードバック体制を整えて、どのように刺激すべきかを考えたりしていたのです。
 今の自分のネットワーク環境を見直し、急速に能力社会に移行しようとする中で、ヒューマンな世界を確立すべく奔走した一日でした。私が人間として一つのモデルを提示できるように、絶えず先頭に立ち、燃焼し尽くせる人生を歩もうと決意をするのです。意図するところは、埋没することなく、先頭に立ちながらの生き様の提示という事になりそうです。