2011年4月16日(八段語録1285)

復興への道(2)

 明日から道場が本格的に再開するという事になりました。未曾有の災害に、どのようにしたらよいのかを暗中模索しながら、困難な道を歩んでいるという事になります。それでも良き人材が確保されている宮城県本部道場は、恵まれているという事になります。
 それは、人材が確保されているからという事になります。この震災に関して、それなりの教育カリキュラムを展開し、目標を持って推し進めていく事ができるのです。もう既に、私が指示するよりは、積極的に、どのように仕事をしていかなければならないかのプロセスを菅野師範中心に掴んでいるのです。
 さらに、道場の運営のリサーチをして、新しい教育に関しての関心を強めているのです。そして、今月中旬から、道場の育成、結果について、具体的な目標を持っているのです。
 ところで、私は、道場が衰退するなど考えもしないのです。何故ならば、今のスタッフが能力と意欲に関しては輝いているのです。他の道場が衰退して行っている様子を見ると、原因は何であれ、空手道に魅力を失ったのです。その為に、問題に取り組む意欲ある有能な人材がいなくなったのです。
 とりもなおさず、私が空手道に魅力を感じるのは、ライフスタイルの指針になるからなのです。色々な課題の壁にぶち当たった時、この空手道の精神は、自らの自己管理を高め、自己創造を促し、今までの人生を築いてきたのです。そして結果として充実した人生と振り返る事ができるのです。
 このような事を考えながら、今日は、根白石の畑へ向かうのです。春の野菜を植えるのです。妻の千順さんの友達も手伝いにきてくれました。ちょっと風が強く、雨も時折降って来るのですが、晴れている時に急いで種まきをしたのでした。
 さらに、農機具の点検です。鍬の柄が壊れてしまったので、修繕と新しく三本ほど購入です。草刈り機もエンジンの調子が悪いので、リョウビのメーカ―の長持ちする機械を購入しました。
農作業を終えてからは、母親と叔母さんを泉ケ岳の麓の泉スパの温泉へ、車で送って一日の疲れを癒した一日でした。災害の日々の時間を、親孝行に使える日々を持つ事ができるので、感謝する事も多いのです。
それにしても、明日から道場再開という事なので、気持ちは高ぶります。子供達の顔も浮かぶのです。これからの将来を担うのですから、災害や困難に強い人材として育成して行きたいと思うのです。私も頑張ります。道場生のみなさんも、この困難に負けないで頑張りましょう。