2011年4月6日(八段語録1275)
復興への出発(6)
朝早く、東京に出発しました。子供たちを迎えに行く事と東京地区の会議です。アメリカのカルフォルニアで三週間余りを過ごしてきて、逞しくなって帰ってきていると思うのです。メールや電話の話では、ラスベガスへ行ったり、グランドキャニオンの広大な自然に触れたり、この震災後の春休みに、思う存分アメリカ大陸を満喫したということです。
高速を走りながら、東京到着5時半になりました。帝国ホテルのロビーで、お世話になった田淵孝子さんの親子と会う事ができました。30年前の話で盛り上がるのです。色々な事がありました。それでも今元気で生き生きされている様子に励まされました。あらゆる事に決別して新たなる出発をしようとしているのです。
そこに、杉原師範に、東京の責任者を集めて貰うように話していたので、夕方数納師範、鈴木師範、荒木師範が集まっていました。それと大田さんという極真空手を始めようとする女性も参加してくれました。これからの方向性に話が弾むのです。ゼロからの出発なので構想理想だけは大きなものがありました。
これから私も本当のリーダーシップの発揮であると思うのです。今東京に集まってくれた勇士に心から感謝するのです。そして、私が彼らに関して、心掛けていることは、私への関心を中心に置こうとはしないという決意なのです。何故ならば、誤った方向に進む確立が高いのです。結局彼らに害をもたらすことになりかねないのです。
重要なのはカリスマ性ではないのです。リーダーシップとは人を惹きつける事ではないと常々思っております。惹きつけるだけの扇動者はいらないのです。ましてや、友達を作り影響を与える事でもないと考えています。
結論として私が指導者として常々思う事は、リーダーシップのあるべき方向性として、杉原師範、数納師範、鈴木師範、荒木氏師範を始め、手塚グループの多くの人たちの構想理想を高め、実績の水準を盛り上げ、多くの指導者の人格を高めていく事であると心から思っているのです。
このようなリーダーシップの基準を基盤として、行動と責任についての厳格な原則、結果についての高度な基準、人と役割に対する敬意を日常の実践によって確認して行く精神に勝るものはないと感じるのです。
会議を終えて、自分の戒めをしっかりさせ、宿泊所へ到着です。夢の島の文武東京スポーツ文化センターという場所でした。ネーミングもとても良い公共の施設のようです。到着するや否や、ブログに書いて一日の締めくくりです。今日も精一杯歩んだという気持ちを大切に休むのです。