2011年3月29日(八段語録1267)

東北・関東大震災

 この大災害から如何に復興するかという事が、日本の課題であると捉えているのです。当面の危機状態は、福島の第一原子力発電の事故という事になります。この惨状からの脱却は、一つの前提を持たなければならないと考えています。日本全体・世界中が有機体であるという前提なのです。私達のグループも、共同していかなければ、いかなる現状からも回復する事や、これからの大いなる発展はありえないという事になります。当然日本国全体・世界中が有機体という事が言えるわけです。
 私達の場合、今までの、知識、技能、身心を投じていかなければならないのです。そこで築き上げていける高度な教育システムが大きく広がっていくべきであると考えているのです。樹木のような生物的システムが求められるのであり、対社会的には、献身的組織でなければならないのです。教育は聖職の礎であります。あくまでも奉仕の精神でなければ成り立たないのです。
 そのような意味では、極真会館手塚グループ全体が、有機体であるという大前提なのです。そこで、今回の私の動きなのです。日本全体をカバーする主要な拠点を築き上げていくという発想なのです。今までの組織を温存するだけでは、部分的な改善や効率化が進むであろうでしょうが、全体の改善につながるとは限らないのです。
 したがって、部分的な悪影響のある癌細胞は除去するのです。グループ全体のシステムに害を与え、場合によってはグループ活動全体に害を与え、またグループの方向性を破壊するような部分は切り落とさざるを得ないのです。ある特定の部分の弱体化、つまり、曖昧化や非効率化は極力避けなければならないのです。
 重要な事は、大前提をしっかり踏襲する事なのです。そこでの戦略は、技術的な効率もそうですが、成長であり、均衡であり、調整であり、統合の結果として手塚グループの全体の成果にしなければならないのです。
 会長の決断は、はっきりしているのです。部分的な効率に重点を置く事は、手塚グループにとって有害なのです。繋がってきている動機が必要であり、不純物はなくそうとするのです。ある意味で、全体の健全性と成果に重点を置く事なのです。
 その意味で、今回加わるメンバーは、昔からの私の旧友であり、池袋の本部道場で、汗を流した戦友なのです。極真手塚グループを本気で支えていこうとするメンバーばかりなのです。手塚グループを利用しようとするだけのメンバーではなく、上述した前提をしっかり捉えて歩んでくれるメンバーであると確信するのです。グループの為に手を抜いた活動する事のない人達なのです。
 各支部がしっかりして、全体があるのであり、そこで初めて意味を持つのです。これからの手塚グループの発展をしっかりさせたいと考えている、この頃なのです。今日は、親父の入院している病院を訪ね、元気な姿に出会ってきました。消防団活動も一段落して、家族の面倒をみるのです。母親の姉妹を秋保温泉に連れていき、久しぶりの入浴をして貰いました。大変喜んでくれました。