2011年3月28日(八段語録1266)

東北・関東大震災

 今日は寝起きが悪いのです。疲れのピークにきているのです。朝のニュースを見ながら、妻と寝床で話しているのです。下宿人の話、地震におけるお風呂の壁のタイルの張り替えの事、電気温水器の地震での故障、両親の事、老人ホームの事など話は尽きないのです。そして更に悪い事に、身体も調子と心霊を落としているのです。
ところで、消防団が自宅待機という事になりました。それだけに、今まで気を張っていましたが、気持ちがちょっと緩んだようなのです。東北の空手道場の多くの師範は途方に暮れているのです。理由はいくつかあるのですが、突然の自然災害と原発問題が一度に降りかかってきているのです。深刻な課題と向き合いながらの再建という事になります。
 どうしようもない事には、抵抗の余地はないので、これからどのようにするかという事になります。私が一生懸命なのは情報の収集です。どんな情報収集かというと、現状の打破、道場生、道場と関係を持ってくれている人々、この武道教育のあり方、金融機関からの借り入れ、そして日本全体をベースにする地域拡大という事になります。
 私の場合、ある意味でモデルとしてのコントロールセンターにすぎないのです。自分の理念と信念だけが、武士道としての空手道という分野の成果が生まれる確信になるだけなのです。今の状況は、自然災害や原発の事故による変化によって起きているのです。つまり外部環境なのです。この惨状は、今までの生活を一変させました。如何に繁栄をしていたとしても、一瞬に失われる状況があるのです。
 しかしながら、私達は、この現状に立ち向かう有志でなくてはならないのです。一点における基本的変化を始めなければならないのです。それが、重大な変化に発展していくという事を考えるのです。戦後60年の日本国の歩みは、世界でも類を見ない奇跡の連続でした。その発展を支えたのは、神風に似た外部の影響が大半でした。
 日本の歩みは、日本人の粘り強い精神力と他国での戦争や様々な国際情勢の中で、必要に迫られて特需として発展してきたのです。このような時であればこそ、必要不可欠な精神を磨く事が重要になります。教育が大事なのです。その為に、現状の認識、道場生の様子、地域の人々の様子、私達の能力、道場を中心とした環境など検討すべきであると考えるのです。