2011年3月26日(八段語録1264)

東北・関東大震災

 朝早くから、千順さんと入院中の親父の身体の状態の確認です。長命ケ丘の針生・船田病院に直行です。病院は、電気と水道が通っているので、老人ホームよりは快適に過ごしています。病状は回復しているのですが、膀胱に菌が混入しているので、まだ退院は難しいようでした。それでも、今まで元気であっただけで、回復にかかる時間がどのくらいなのか心配するところです。
 それから、災害だけを強調する訳にはいかないので、根白石の畑を見渡して、ジャガイモの作付けを検討するために現地に向かいました。肥料が車一台分運ばれてきていました。今年も4月初めから農作業をするので、種イモの仕入れ、石灰等、準備に走りました。更に、借家の被害状況の確認の為に、愛子の向井田に行きました。被害はなかったという事で胸を撫で下ろして帰宅です。
 空手道場に関しては、グローバルという観点から、質的に高まった内容に取り組もうとするのです。今までの戦略ではなく、グローバルな観点で推し進めていかなければならないと強く感じるのです。今までの組織では、世界には通しにくいのです。
 ただし、グローバルといっても、トップダウン方式の今までの体制とは異質な内容での展開をしようとするのです。「家族」「対話」「自然」という理念に合致した内容なのです。そのような意味では、組織というよりは家族という概念でのグローバル化なのです。武道団体として差別化された内容です。今までの考え方を根本から改革しようとするのです。
 そして、これから目指そうとするのは、「家族」であるという観点からの戦略での一体性を保つという事なのです。そのような連合体なのです。武道団体なので、段位による上下関係はあるものの、提携、連帯、ノウハウを一つにして、連合体としてのグローバル武道団体を目指すのです。
 その時、私達の団体のあり方が明確になるのです。私達の団体の指導方針は、現場にあるという徹底した方針なのです。現場と異質な指導者にならないようにすべきであるという事なのです。管理職は現実にないのです。
 そのようなことを考えながら、将来を見据えた極真会館手塚グループの運営をしていかなければならないのではないかと思うのです。今日もガソリンスタンドに並ぶ車の列が何キロにも及んでいます。まだまだ、物資の不足は否めません。未来に希望を抱きながら、次の戦略に向かおう心に誓いながら今日も終わるのです。