2011年3月25日(八段語録1263)

東北・関東大震災

 大災害から立ち直りを見せている報道がなされていました。私は、ちょっと疲れ気味なのです。テレビの報道欄に、秋保温泉で日帰り500円という広告を見ました。早速、今日は身体を癒しに温泉に直行です。到着して風呂に入ろうとするのですが、身体を洗う事はできないということでした。ただ温泉につかるだけという事なのです。それでも、少しの時間、身体をお湯に浸かっていました。
 待合室の椅子でリラックスしていた時に、宮城師範から連絡が入りました。昔一緒に本部で稽古していた数納さんが極真をやりたいという事なのです。二十数年ぶりなのです。そして、よくよく聞くと、自分で事業をやりながら、極真空手を捨て切れずにいたということでした。
 宮城師範に、数納さんから電話貰いたいという話をして、数分後本人から連絡があり、色々と話をしました。志があり、私達のホームページを見ながら感銘を受けていたということでした。一時間余りお互い話し合いました。新たなる動きがこの災害の中にあるという事になるとは、本当にうれしいばかりでした。
 この事を早速手塚会長に話しました。日本の拠点を都道府県に拡大したいというのが、会長と私の願いですので、これからの極真会館手塚グループの活動として大いなるプロセスの中の一つと受け止めたのでした。提携、基盤確保の方向性が見えてきたのです。もう既に手塚グループはグローバルな戦略を立てて展開しているのです。
 私達の考えは、このような組織展開は、所有権や支配権ではなく、あくまでもグローバルな基盤の一つとして行われるべきであるという思考なのです。すなわち、パートナーシップとして、道場連鎖が全体の視点から戦略として立てなければならないという方向なのです。つまり、同等の立場で参加協力していこうという発想なのです。
 つまり、極真会館手塚グループは、グループの中だけでなく、志があれば調和しあうという事なのです。今のグループは、自分だけの道場が良ければ良いという事を考えてはいないのです。全ての培われた内容をアウトソーシングし、道場の内容の向上を果たし、重要な内容だけ会長と私が決定していくという方向なのです。
 このようにして、手塚グループは、世界の道場と協力しながら道場連鎖の一環として世界中に展開していこうとするのです。そしてそのモデルがとりもなおさず、極真会館宮城県本部とう事なのです。