2011年3月11日(八段語録1249)

これからの極真会館の運営 熱心に面倒見ている人を大切にしよう

 地域の人々を信頼して初めて自分の立場が確立するのです。隣に住んでいる人との信頼の絆が深まらなければ、信頼の輪が広まらないのです。新しく始める人たちは、かならず小規模ではあってもテストされるのです。どのように、この町に対して、貢献しようとするのかをじっと見つめられるのであり、すぐに心は開かないのです。
 新しく始める人は、現実にこの町を良くしていこうとする意欲を見いださなければならないのです。そして新しい人は、常に障害にぶつかり、乗り越えていかなければならないのです。どこかの地域で、極真空手道場を開いたとしても、指導者が変わるからとか、他の理由で、安易に道場移転などしてはならないのです。この地域で、少なからず存在を認められ、その立場が確立しているのです。
 道場を指導する人が変わったからという理由で安易に閉鎖する事にならば、その地域で頑張ってきた信頼がいっぺんに吹き飛んでしまうのです。そして、もし、ほかの地域に、新しく道場を出したとしても、地域の人に信頼されるまで、相当な時間がかかるのです。何故ならば、地域の人はすぐに心を開かないのです。
 そのような事を踏まえて、考える事ができるのは、地域に基盤を持っていても、その時に、しっかりとした友に戦ってくれる人を必要とするのです。この道場の運営を成功させると胸を張り、取り組む者を必要とするのです。しかも、その道場に対して敬意を払う存在でなければならないし、その人自身が敬意を払われなければ信頼の基盤はできないのです。
 信頼する人をパートナーにするならば、誰も気がつかなかった問題が明らかにされるのです。こうして変化に伴うリスクは最小限度にとどめる事ができるのです。
 今の人生の戦いは、誰と共に歩んでいるかという事であります。私の場合は、手塚会長でした。この絆は一生継続する事になるのです。途中で放棄する訳にはいかないのです。倫理道徳に反する行為など、武士道の精神を受け継ぐ者としてあってはならないのです。この人が私にとって信頼のパートナーなのです。
 もし自分を信頼していない人がいるとするならば、調査、研究すべきなのです。多くの人たちを味方につけて、熱心に積極的に活動できる友にすべきであります。このような現実こそ現実に勝る事はないのです。