2011年3月9日(八段語録1247)

これからの極真会館の運営 組織の硬直化が危機をもたらす

 広島で宮城師範と今後について打ち合わせを昨日行っていました。ちょうど、広島県本部を出発させて一年という記念すべき日での会議なのです。一年で確実に基盤が整い、教室が分散しているので、荷物の搬入を軽自動車では動けなくなるので、日産エルグランドに変えようというのです。いらなくなった軽自動車がちょうど知り合いで必要であるというので、両者を結びつける役割と、運搬担当を、おせっかいにも買って出たのです。
 そんなことで、目的は宮城師範の状況の把握と運営のアドバイスという事になります。折角の事だから、友人の願いと少しでも高い金額で下取りしてもらったら良いのではないかという話を持ちかけた私の慈善活動という事になります。ちょうど大きな第四回極真フェステバルというイベントを宮城県本部として終えましたし、節目の中で何か考えたいというのが、私個人としての願望でした。
 今世界全体が、自由を求めて根本的な変化をしていく時代に突入しているのです。アフリカのリビアで起こっている事件は、民衆の願望と変化を求めているのです。おそらく、先進諸国で起った事が、これから発展途上国と呼ばれている国でも確実に起こり得るという象徴していると感じる事ができるのです。
 もはや、民衆の願いを無視して、国家マネジメントを遂行する事が許されなくなった時代に突入したという事なのです。人々の願いを中核に位置づけながら、押し進めていく国家運営という事が願われるのです。
 そもそも国家たるものは、民衆のためにあるべきなのですが、勝利を勝ち取った指導者の変質で方向性が狂ってしまうのです。私の原点はこのような間違いをしないようにしたいというところにあります。指導をしていこうとする人物の、自己管理がこれからますます必要とされる訳です。
 従って、民衆の必要性を最も強調すべき事は、開かれた民主主義を築く事です。成功事例で見つめるまでもなく、経済活動では、知識が仕事、道具、製品、プロセスと様々な変革を遂げようとしているのです。医療品メーカーをみても製品がいつの間に入れ替わっていて、生き残りにはしのぎを削っているのです。
 しかし、極真会館では、空手道という伝統を重視しようという事で、技術変化が劇的でなく、一目に引かない分野なので、組織が硬直化してしまうのです。それだけに、意識して、より良い方向に延ばしていけるように、改革に力を入れるべきなのです。その改革を全面的に押し進める事ができるのが、私たちであるという誇りを持っています。スタッフの優秀さは、どこの組織にも負けないのです。スタッフが思い切った活動ができて、お互い尊重し合う関係がこれから成果に直結なのです。
 今回の旅路は、広島から名古屋まで高速道路で軽自動車を運転していきました。自動車が軽自動車であると、追い越し車線に入ったときには、後ろの車から煽られてしまいます。結構怖いものです。その後、高速道路の運行はやめて、名古屋港から仙台港までのフェリーで身体を休めることにしました。
 ちょうどマイカープランという激安のチケットがありましたので購入しました。船はよく晴れた海を静かに進んでいきます。今回の名古屋から仙台までの船が最終航路ということで記念すべき航海となりました。