2011年3月8日(八段語録1246)

これからの極真会館の運営 今の心得

 今回の審査会、極真フェステバルでの無事終了したことは、本当に感謝すべき事です。関係者各位の皆様に心からの感謝です。責任を持つものとして、競技の正否よりも、参加者全員が事故なく無事に終える事が何よりも安堵感をもたらすのです。安全が確保されて初めて、道場生の成長という段階をめざせるのです。学校教育における武道教育は、不慣れな教諭の方々という事もあって、怪我人が多数出たのと、最終的には、無茶が命を奪った例をもたらせたのです。
 責任を持つものとしての覚悟は、どのようなことなのかという内容を考えてみると、日々の稽古はもちろんの事、大きな行事でも、危険や緊急事態に対してしっかり対応できているかという事なのです。そこで、執行部やスタッフはしっかり緻密安全面でのサポートに動いているのです。当然、執行部やスタッッフが俊敏に動けるように私は、サポートしなければならないのです。
 このように、重要なことは、執行部スタッフが十分に能力を発揮できるように適切な配慮をすべきなのです。その意味では、あらゆる意見を吸収しながら、結果的に道場生全員が執行部を支えていこうという結論に至らせるように指導する事なのです。
 第二に、必要なことは、スタッフの時間を拘束しないという事です。自由な判断で主体的に取り組める環境を設定しようとするのです。なぜなら時間は最も高価な資源なのです。特に執行部においては、時間の効率的な活用と取り組みが必要とされるのです。ただ単に拘束する時間であるならば、創造性や意欲生が欠如してしまいかねないのです。
 第三に、今の極真会館手塚グループを成長させなければならない役割があります。宮城県本部をモデルとして全国に展開しようとするのです。成長させようとする種別をしっかり認識して、新規から教育まで的確に取り組まなければならないと思うのです。今年よりも来年と、成長を成し遂げてこそ、向上していくのであって、初めて健全な成長になるのです。
 第四に、最も重要なことは、人材の育成に努めなければならないのです。宮城県本部のスタッフはもちろんの事、全国に広がる師範を、手塚会長を支える垣根のような存在になってもらわなければならないのです。そのようにして初めて、健全な世界に広がる手塚グループに成長していくという確信を持つのです。
 私の心構えとして、手塚グループを全国化していこうとするときに、その運勢にどのようにして乗ってくかという事なのですが、今の運勢を止める事なく、不適切な対処をしていないのか、しっかりとして目標を設定してクリアしているのか、道場の成長になっているのか、人材の育成になっているのか等を検証しながら、自分の心を正さなければならないと思うのです。