2011年2月27日(八段語録1237)

これからの極真会館の運営 私達は何をするのかの確認

 朝四時半の起床、身支度をして、新幹線乗り場に向かうのです。久しぶりの東京という事で、心は高ぶるのです。確かに、東京へ行くという事だけでなく、二十数年前に本部道場で稽古した杉原さんとの出会いに心躍らせているのでした。新幹線の中で、考える事は、二十数年前の若かりし青春時代の思い出なのです。
 稽古仲間という事で、共に汗を流し、稽古が終ってからは、居酒屋に直行するのが常でした。その時の光景を思い浮かべるのですが、話が尽きないのです。午前を回り、早朝に及ぶ時も数知れずあるのです。苦しい稽古でも、後の飲み会が楽しいのです。私達の話す言葉が、他の席の人の迷惑など、当時考える余地もありませんでしたので、自由に場所を占拠していたという事になるのです。
 思いを巡らしている内に、京浜東北線、武蔵野線を乗り継いで、新松戸へ到着です。10時待ち合わせでしたが、一時間早めに着いたのです。時間が勿体ないので、ファーストフードの店へ入り、パソコンをいじっているところに、杉原さんから電話があり、無事会う事ができました。お互いの顔を見入りながら、再会を喜びました。
 単刀直入に一緒に空手をやらないかという私からの提案から始まりました。電話をしていたので、一週間近く準備期間があり、問いかけ直後の回答は、実に意気投合なのです。相共通する話題として共に話す事ができるので、楽しいひと時はあっという間に過ぎてしまいます。
 さらに、手塚会長も来られて、話は過去から現在・未来と続くのです。そして、東京における拠点としての役割に言及すると、考えながら、どのようにしていくべきか考えを煮詰めるような表情なのです。有頂天で、ついには、夕方6時過ぎまで話し合っていたのです。
 そして、これからの私達の事業について、検討が及ぶのです。もちろん、簡単で分かり切った話なのですが、ただ単に空手の技術を教えるだけに留まらないという事の確認をするのです。最終的な話になると、道場生がどれだけの事を要求し、それを私達が答えていくかに尽きると言うところまで話し合いになりました。
 道場生が見、考え、思い、欲する内容を、客観的事実として、スタッフや指導員の報告を聞きながら、真正面から受け止めて行こうとするのです。道場生の心を読み取ろうとするのではなく、道場生から直接答えを得るべく意識して努力しなければならないと話し合うのです。そのような有意意義な時間を持ったのでした。