2011年2月24日(八段語録1234)

これからの極真会館の運営 責任の重さ

 朝の修行を済ませて、9時に大阪の高橋さんと仙台駅西口で会いました。これから大阪で、道場を運営していきたいということでした。渡辺先生と一緒に三人で朝食を取りながら、これからの方向性の話し合いをしました。本人の一番の希望は、自分が強くなりたいという願望なのです。特に組手に関しては、誰にも負けたくないという信念を持って、いるのです。
 私の回答は、当然道場を構えるわけですから、組手は当然ながら、人格においても、愛情においても、模範とならなければならないのでと話すのです。その後、宮城県本部で、今までの歴史を話し、大きな夢を抱いて下さいました。更に、少年部の稽古を4時からと6時からのを見学してもらい、決意をして頂きながら、再び大阪に帰って行きました。
 大阪で道場を開くということは、極真会館手塚グループの師範を正当に継承していくという事なのです。曖昧な事ではないのです。それなりの、自分の生涯を賭けた歩みをしなければならないという事になります。強いて言うならば、正当に権力を継承するということなのです。
 今の極真会館手塚グループという組織の中で、責任ある指導者として、大阪の任地を任されたものとしての構成員とならなければならない事になるのです。武道の社会において、師範の位置を全うしようとする位置づけと役割を与えられたという事になるわけです。
 その立場での関係が生まれて来るのです。もしそのような意識が気薄になるとするならば、私としてはしらけるのみなのです。今回高橋さんには、強く確認したのです。ある意味で、初対面なのです。他流派での師範をしていたということですが、それは信頼のベースにはならないのです。それ以上に、自由を伴う責任を全うする心がけが必要になって来るのです。
 大阪で責任を持って道場を運営するという事は、そこに社会的意味があり、負担と責任が伴うわけなのです。今後高橋さんには、二つの道があるのです。社会人として、手塚グループ中で、道場運営を社会に役立つ立場で地域社会に構築するのか、それとも自由に秩序を守らずに消失してしまうかのどちらかなのです。