2011年2月23日(八段語録1233)

これからの極真会館の運営 新しい世界の動きへの対応

 クライストチャーチにおける地震のニュースが伝わり、27名に及ぶ日本人の安否が取りだされています。ニュージーランとの政府の援助要請を受けて、日本の援助隊が政府専用機で飛び立つニュースが映し出されていました。都市を襲った直下型地震の影響で、伝統的な建築物が一挙に崩壊し、数百名の犠牲者が出ている模様なのです。
 昨日も、中東諸国での自由化の波の内容が流れていましたが、あの強権を誇っていたったカダフィー大佐率いる政府が、市民の反発を受けて、崩壊の寸前にある状況のニュースも飛び込んできているのです。
 諸々の新しい世界的な事件事故が起こってきています。より強力な国際的な援助なくては解決する事ができないような事態なのです。地震は時間との闘いを余儀なくされ、独裁国家リビアでは、市民や国を超えた人々の連帯で自由を要求する事が公然と起きてきました。これまでと違う国際的連帯の形を必要としているのです。
 最大の課題は、刻々と移り変わる状況に対して、より強力な国際的支援であり、協力関係なのです。一つは、クライストチャーチの都市の国際的救援活動であり、72時間以内の被害者の速やかな救済であります。もう一つに、情報は、リビアにおけるカダフィー大佐における私兵の市民に対する攻撃、すなわち市民に対するテロ行為が公然と行われている事を克明に伝えていることに対する国際的対応という事になります。
 これらの事柄は、主権国家の枠を超えた行動が必要であるという認識が願われるのです。必要とされるのは、グローバルな機関の構想であり、それが十分に備えられなければ破局的な事態を経験するようになると思うのです。
 極真会館手塚グループにおける、国際的連帯に関して考えてみましょう。極真空手が日本から出発して、世界中に道場生を抱えるようになってきています。私達と特徴は、日本が絶対という発想が無いのです。世界の指導者が、より良いグループ形成を築くためにお互いが尊重し合うという考え方が根付いているのです。
 それゆえ、今回は日本でグローバルな合宿を行うのであり、指導に当たるのがアラン師範なのです。そのように、上下の隔たりを越えた連帯がこれからグループを発展させることになるのです。もちろん、日本の各支部における協力体制も活発に行われなければならないと考えています。基盤拡大の方策を宮城県本部が所有していますから、その伝播に役立てるようにするのもこれからの動きになるのではないかと考えるのです。