2011年2月9日(八段語録1219)

これからの極真会館の運営 次の世代へ向けて

 今日の朝の修行も無事に終えたのですが、お腹の調子が良くないのです。その為に、全身に力が入らないのです。このままだと、教室の指導もままならないので、長町教室は、息子に委ねて、壮年の夜の部を中心に指導する事に決めたのでした。及川社長からの要望があり、プールでの身体を解しながらの稽古内容が良いという事で、そのまま松森のスポーツクラブへ直行でした。
 要望があれば、こちらの肉体の状況は超越するのが私のようです。快諾して指導に入るのです。腹を壊しているので、とてもプールに入水するという事は、平常心ではできないのですが、頼まれると嫌とは言えない性格のようです。とりあえず、身体も顧みず一生懸命指導内容を駆使して、細かい動きを指導したのでした。
 ところで、今日は、次の世代の事を考えようとしています。次の世代を左右する重要な要因が、少子高齢化ということになります。特に若年人口の減少は、ローマ帝国崩壊以来の事であって、重大な危機感を持つのです。日本ばかりでなく、あらゆる先進諸国が、人口維持にひるような出生率を保っていないのです。
 これらの事は、これからの日本に如何なる状況をもたらすのでしょうか。はじめに、外国人労働者と移民の受け入れが国論を二分する問題になることを意味するでしょう。それは政治地図を一変させることになるのです。経済的には、少子化が国内市場を根本的に変えてしまうのです。
 これまで、日本は、国内市場は家族形成の増大によって成長してきました。しかし、これからは、大量の移民の流入でもない限り、家族形成は確実に減少するようになるのです。
 更に、議論を深めていくと、道場運営においても、子供たちが減っているので、道場生の減少も考えなければならない事です。更に、日本人の道場生が主流という時代も今だけのようになると感じています。今でも外国人子女の道場生が増え始めています。そのような事が、この後、十数年後に生まれてくる環境であると思うのです。私達が、少子高齢化に焦点を合わせると同時に、移民の増加に備えなければならない時代が来るという事をはっきり自覚して道場運営にあたりたいものです。