2011年1月30日(八段語録1209)

これからの極真会館の運営  トレンドを追う

少子高齢化の社会が到来しているのです。このような時代にあっては、私達青少年の教育に携る者にとっては、基本的な武道精神の発想をトレンドとしなければ、ならないと思うのです。次の世代がどのようになろうとしているかを、しっかりと判断する事が願われるのです。
 すなわち、若年人口の減少と多趣味思考のごとき子供たちの多様化なのです。急速かつ予測不可能な時代背景にあっては、基本的な武道精神の発想を持ってして子供たちの成長に貢献できるのかという事を考えてしまうのです。
 今の時代は、子供達は、ゲームに夢中になり、バーチャルの世界が本当の世界であるがごときの錯覚をしてしまうのです。多くの人を一瞬で殺してしまうゲームもあり、ゲームの中での攻撃とそれに対する子供たちの心理状態が、青少年の世界を根本から変えようとしているのです。
 このような時代にあっては、空手道を子供達に普及していこうとする私達にとっては、耳目を引く諸々の出来事から来る副作用と、対峙するかのように、空手道の精神をしっかり根付かしていかなければならないと感じるのです。
 これらの、トレンドを敢えて機会と受け止める事も必要になってきます。今日、その最大のトレンドが、武士道の必要性に行きつくと、確信するのも私達なのです。前例のない未来の社会に対して、人間としての健全育成は武道であると説くのも私達なのです。
 日々の出来事が、予想する事ができない時代に突入しているという事を感じるが故に、人間としての基本に立ち返ろうと叫ぶのです。急速かつ予測不可能な変化に時代にあっては、武士道という道を選択したからといって、健全な青少年の成長を促し、この教育が成功すると保証されるものではないのです。しかし、間違いなく、今の青少年教育に武道を投入しなければ、青少年の健全な成長は失敗する事が確実に見えて仕方が無いのです。
 このように時代です。自分達を守る事も、鍛える事も、私達が実践している極真空手道がどれ程の価値あのものなのかを、しっかり認識して稽古したいものです。私も、色々人生はありますが、心の拠り所に空手道を選択した事を後悔などしないのです。