2011年1月16日(八段語録1195)

これからの極真会館の運営

 代表師範としての私の最大の関心事は、空手の技術的な内容も大切に思うのですが、道場生の成長に関心が、さらに向けられていくのです。もちろん、空手を通じて心身共に強くなる事に力を注ぎます。ある意味で最終的な方向づけを行うことになるのです。
 道場運営の中で、はっきりとした使命として決めるのです。目標を定めているのです。そしてあらゆる人的・物的資源を動員するのです。ビジョンと資源を人材育成という成果と貢献に向けて動員する存在が指導者ということになるのです。
 指導者は、これらの機能を果たすべく行動をするのです。道場を組織し、道場生に空手道を通じての実績という成果を上げさせようとするのです。この内容は、以前にも書いているので分かると思うのですが、その実績の成果の中身を今日も、検討するのです。
 代表師範の私が、最近強く感じる事は、息子・娘が、妻と結婚する事によって誕生し、保育園、小中学校、高等学校と成長したのです。さらに、二十歳前後となって、息子が恋人を連れて来るということになると、相手の家にお願いに上がり、そして許可を頂きに行ったりしたのです。つまり、子供達は、結婚の準備をする段階になってきているのです。
 私が人生を歩んで空手道を実践させる、ご父兄の方々の最終的な願いが、分かり始めてきているのです。ご父兄の子供たちが、道場生となって、空手道を通じて、一人前の家庭を持てる子供に成長して欲しいという事が、ご父兄の最終的な願いであると感じるのです。そう言えるのは、一連の子育ての歩みを私が、実践してきた実感なのです。道場生を一人前の大人に育てるために、空手道という切り口が、実に優れていると私は感じるのです。
 私としての空手道の方向性は、上記にある内容になるのです。そして、一人前の大人に育てる事が、道場生を導く使命であると決めようとしているのです。その為の、目標も細かく設定しているのです。その為にあらゆる人材を動員する事になるのです。
 私達が社会的にインパクトを与えていくとしたら何よりも、このような観点を持たなければならないのです。もちろん、師範は道場の経済的な業績にも責任を持つ必要があります。しかし、本質的には、宮城県本部の道場生が、大人として家庭を営めるほどの、人格と人間性を高めるという成果をもたらす事に責任を負うのが、私達の責任であると感じるのです。