2011年1月13日(八段語録1192)

これからの極真会館の運営

これからの師範は、多くの事で成果を上げなければならない事を知っているのです。だからこそ、集中せざるを得ないのです。当然集中する為の原則は、過去の固定概念に捕われないことであります。極真会館の持っている最大の資源、人材という資源をどのように生かすかということにかかって来るのです。
 その人材という第一級の希少な資源を、昨日の活動から引き上げ、明日の機会に充当しなければならないのです。そのような意味では、人への偏屈な固定概念を捨てて、明日を創る人材へと変貌させていかなければならないのです。
 当然、無駄な事は、体系的に処分しなければならないのも事実です。組織活動となると次から次へと、仕事に追われてしまいがちになるのです。的確に行ってはならない事と、行わなければならない事を瞬時に判断して、人材という資源の浪費を防がねばならないのです。そのような意味では、有能な人材を浪費してはならないのです。的確に、基盤確保に目指した配置をしていくべきだと思うのです。
 せっかくの有能な人材の機会を逃して利用する事が出来ず、無駄に使ってしまうのです。色々仕事はあるでしょうが、しっかり基盤確保という方向に根ざした活用が明日への人材資源の確保ということになるのです。
 指導者とは、新たなるものを生み出す手段を所有する人なのです。それは、ブレインであり持ち運びが出来る膨大な財産なのです。それ故に、自由に移動すべきでしょう。一か所に留まっていては全体が見えないのです。現場の指導者だけに収まってはならないのです。それは、まさに肉体労働者ということになるのです。さらに、指導者は、自律性が必要であるからこそ、成すべき事、もたらすべきものを明らかにする事を要求しなければならない事になるのです。現場のスタッフは、ウイークポイントを隠しがちになります。しっかり見極めるのも指導者ということになります。
 これから、本格的に運営に取り組むからには、自ら計画を立て、自ら行動しなければならないのです。指導者たるものは、自らの行動計画を、全員に提示しなければならないのです。何に重点をおくか、いかなる成果を期待できるか、それはいつまでに可能か、指導者には自律性と責任が伴うのです。