2011年1月11日(八段語録1190)

ロサンゼルス出発

 ホテル起床七時、身支度をして、9時半には出発です。空港着10時になり、チェックインを始めました。ところが、私達の名簿が載っていないのです。11日出発なので、当然あるとばかり思っていたのですが、それが無いのです。eチケットをよくよく見ると、11日と書いてあるので不思議に思って食い下がると、ロサンゼルスは、一日遅い10日になっているのです。何というミステイク、うろたえるのは私ばかりです。冷たい視線が女性達から注がれます。
 妻には呆れられるし、全く面目丸つぶれです。それでも、妻は今日帰りたいという事で、航空会社に交渉です。その結果ある程度の金額を支払うことによって変更可能であるというところまで漕ぎつけました。旅にはトラブルが付きものと、失態をひた隠しにしながら、笑顔でその場を切り抜ける私なのです。
 聖義とモナさんは、15日までラキンタに滞在するという事なので、お別れです。モナさんのお父さんにもゲートで別れを告げるため、最後の挨拶をさせていただきました。今回も母親が八十二歳なので、車椅子での特別待遇でした。家族なのでスムーズに出国審査を行う事が出来ました。母親にこの時ばかりは、感謝なのです。
 搭乗手続きをすませて、旅客機に乗り込んだのでした。乗り込むと、今までの旅が、すべて思い浮かぶのです。国際結婚の為に相手に挨拶に行く事が、慣れない私達には費用もかかるし、苦労も並大抵ではないと感じるのです。だからと言って息子に反対するわけにもいかないし、苦労多き今回の旅路であると感じてしまいました。
 それにしても、モナさん邸との将来は、明るいものを感じるのです。彼女の性格は、明るいし、全ての現実を身体全体で受け止めて逃げないのです。血液型A型は、森家にはいないのです。くしくも聖義は語った事があるのです。「森家には愛が無い」というのです。特に女性に関しては、母親の口うるさい会話にはうんざりするし、長女の順香には、「せっちぶー」と言われて、お兄さんというより、ちょっと馬鹿にされるように思うのです。
 それで、ドア一枚穴が開いたのです。二女の文誉には、やはり頼りのないお兄さんに見えるらしいのです。そこでも聖義の自尊心から爆発するのです。何故かしら、壁一枚穴が開いているのです。そして私に関してはというならば、恐怖心でこれまた一杯という事で、少し自信を失いかけたところなのでした。そこに、救世主モナさんの登場です。
 モナさんは、聖義を真正面から受け止める能力を持っているのです。それ故、傷つきやすい性格であるのですが、聖義には反面優しさがモナさんに対しては、にじみ出ているのです。そのような事も期待の内の一つとして、新たなるカップルの旅立ちにエールを送るのです。