本部長通信119  2008年3月13日

ご両親のための「極真空手のしおり」(7)


新しい入門者
新しい入門者への責任的立場
新しい入門者には、空手の意義と価値をしっかり指導します。新しい道場生が安心して教室に馴染むように気配りを行います。ある意味で、指導するものが、新しい道場生を把握し、方向性を決めておく必要があります。しっかり両親と打ち合わせます。そして、各教室の指導者との連絡・相談を密にして、あたらしい道場生が生かされるようにいたします。

指導員による新しい入門者の指導


新しい入門者の教育は、新しい道場生の未来に関わります。車で例えるとしたら、エンジンに相当します。その意味では、会議の中心的柱になります。指導員がしっかり新しい子供たちを意識します。ゆえに、よりよく、新しい道場生を中心とした連絡会議がもたれるのが好ましいのです。そこで、新しい道場生に関する指導を決定していきます。

 1 新しい道場生が再来する中で、個性をしっかり理解します。道場に入門して新しい入門者が気持ちを害するようになると大変なことにもなります。特に、両親から課題をしっかり聞きます。

 2 体験入門において、空手に対する理解、可能性もここで把握し、選手コースへの将来性も検討します。

来訪1 担当者が道場の内容を新規道場生の父兄または本人に説明します。

@ 挨拶、自己紹介はもとより、道場の説明をして、より良いコミュニケーションを図ります。

A 道場に来られる環境の把握を聞き、これにより、いつどの時間に来られるかを確認します。

B 何故空手をしようとしているのかの動機を確認します。

C 当然問題になるのは、本人の生活環境や家庭環境であります。生活信条をお聞きします。

D 空手を通して、可能な価値観を理解してもらいます。

来訪2 空手道場の印象を聞きます。このときに入門をどうするかも聞きます。

     1 コミュニケーションが重要であることは間違いないのですが、一回目の体験入門のときの印象を十分聞きます。さらに、確認できなかったことを十分聞き取ることが重要になってきます。さらに、もう一度空手を習う動機を確認します。

     2  家族の把握と、母親の姿勢受け止めていきます。

     3 日程の確認をいたします。


師範稽古 お休み