2011年1月10日(八段語録1189)

ラキンタ(モナ邸)からロサンゼルスへ

 朝の7時半には、ラキンタを出発です。近代的なシティとの別れの時を迎えました。ご両親が別れの挨拶に来てくれました。娘を今後ともよろしくというメッセージを伝えて下さるのです。恐縮しながら、安心して下さいという事を精いっぱい伝える事にしました。
 帰りがけの街並みは、やはり綺麗です。遠くに雪を被った標高の高い山々が見送ってくれるのです。通りに面してはヤシの木が実に、丁寧に管理されているのです。出発に際して、この光景が旅路の帰路を演出してくれているようでした。
 一路ロサンゼルスへ、高速道路は続いて行きます。一緒には、モナさんのお父さんの運転で、聖義とモナさんが一緒見送りに来てくれました。この高速道路は実に直線が多く、単調です。車線も四車線あり、スピードはかなり出ているのです。ロサンゼルスの街並みには二時間程で見えてきました。こちらの街は、東京と似たような都市で、古びた歴史を感じるのです。やはりラキンタの町とは、別世界です。現実に引き戻された感じさえ受けます。
 今日はアメリカでも日曜日という事もあって、モナさん一家が通う教会で礼拝を受けるのです。私達も珍しさも手伝って、一緒に行くことになりました。下町の教会は如何にも古く伝統が漂っています。アメリカの礼拝は、まるでコンサート会場です。中央にバンドがあり、ゴスペルソングが始まります。何曲も歌われ、スピーチは短めということになっていました。教会は、あらゆる人種でごった返しています。教会も、今は演出の時代なのだと感じるのです。
 礼拝も終わり、教会を出て、サンタモニカへ出かけることになりました。海岸線の綺麗な観光地です。日曜日という事もあって、ストリートと海岸に続く埠頭は、多くの人々で賑わっているのです。通りはストリートミュージシャンで、あらゆる音楽が流れていました。
あるミュージシャンに立ち止まってしまいました。周りを多くの人達が囲んでいるのです。いくつもの楽器を操りながら演奏し、上手に歌い上げるのです。ハーモニカは口で、エレキギターは手が担当し、タンバリン、ドラム、ピアノは足で引きます。私の母親は、北酒場をリクエストです。母親のリクエストに答えて、最高に喜ばせてくれる演奏をしてくれました。
 ストリートを歩くのですが、大道芸人達のステージです。心地よいショーに見入りながら楽しいひと時を過ごす事が出来ました。夕方も押し迫ってホテルへ直行です。サンフランシスコのホテルも歴史があるのです。ここでもラキンタの比較をしてしまいました。部屋では、妻と今回の出来ごとの総括です。あらゆる感想が女性と妻と母の観点で聞かされました。男と夫と父の観点とはまた違って、総合的に二人合わせて、お嫁さんを迎える奥の深い話になったのでした。