2011年1月9日(八段語録1188)

ラキンタ(モナさん邸)最終日

 ちょっとホテルでのトラブルがありました。土曜日は混んでいるらしく、このホテルが予約しきれていなかったのです。すぐさま別のホテルに移動する事になりそうになったのですが、そこはこの町の名士のモナさんのお父さんですから、粘り強い交渉の結果再び四日目も宿泊できるということになりました。
 ホテルでの朝食を済ませ、午前中はゆっくりしながら、テレビで最近の映画を見、時の流れに身を任せていました。昼食はモナさん邸に行き、両家の家族と一緒に過ごすのです。家にはプールがあり、その周りで私と子供達は、ボール遊びに熱中です。子供達とのコミュニケーションが清々しいのです。勢い私が投げたボールが隣の家に入ってしまった事で遊びは終ってしまい、すぐさま、楽しい昼食のひと時の始まりです。
 食卓は、モナ家族の歓迎ムードの中ですから、タラバガニが食卓に上るやら、チキンが丸ごと配置されるやら、寿司が取られているやらで、昼食には思えないほど豪華なのです。そんな中、一家団欒での時は、瞬く間に過ぎてしまいました。
 夜は、豪華な食事の後なので、食べる容量もお腹には残っているはずもなく、本題の私達夫婦とモナさんご夫妻とのミーティングを持つ事になりました。今後二人をどのように迎えていくかという事なのです。モナさんが日本に来て、聖義が森家の跡取りと考えていましたから、お嫁さんに入るという事を最初に合意しました。次に、今年中に入籍する事、我が家でカップル生活を始めるという事、結婚披露宴は、聖義が柔道整復師の国家試験合格後、もしくは、来年の春までに日取りを決める事など話し合いしたのです。
 最後に、モナさんのお父さんが、頭を深々と下げながら、娘をよろしくお願いしますという言葉を投げかけてくれました。その言葉に、私も森家のお嫁さんとして、責任を持って守って上げなければならないという自覚をしたのでした。
 その後、両家で決めた内容を、二人を交えての話をし、両家での確認したことが、本人達の意思と、どうであるのかを確認したのです。二人の表情には、安堵感と更なるカップルとしての責任を持った自覚が促されたようでした。
 私達夫婦と母親が来た理由は、二人のカップルとしての出発を認め、はっきりさせることであり、両家がお互い息子・娘カップルを通じて、より充実したカップルとして営むという事なのです。ご両親のはっきりとした意思表示は、心から感謝するとうものでした。何分にも、まだまだ聖義は学生ですし、未熟さは親が一番分かっているので、両家での支え合いが更に必要であるので、心強さを感じた次第なのです。