2011年1月6日(八段語録1185)

ロサンゼルスに到着

 日本では六日なのに、時差の関係で現地は五日です。不思議な感覚がするのです。更に、到着するなり、正午近くで太陽が真上に輝いているのです。母親が八十二歳という事もあって、到着した機内から特別待遇です。入国審査も一般乗客は長い列になっているのに、スムーズにいち早く終了してしまいました。
 早速、出口でモナさんの父親が出迎えてくれていました。冬の日本からいきなり五月のようなロサンゼルスの気候ですから、暖かさと明るさを感じてしまうのです。妻は、父親に合うのは初めてなので、少し緊張していました。なれない英語もモナさんの通訳で、事なきを得てスムーズな会話が交わされます。
 モナさんの家は、ロサンゼルスから車で二時間かけた、ラキンタという町なのです。突然砂漠の中に二十五年前現れたところなのです。到着すると、きれいなゴルフ場が、いたるところにあり、住宅街もプール付きの高級住宅が立ち並ぶのです。
 無事にホテルに到着です。ホテルも建てられてから数年しか経っていなく、綺麗なのです。母と私達夫婦はホテルのツインに泊まることになりました。息子の聖義はというと、モナさんの自宅に泊まるのです。有難い配慮に心から感謝しながら、家族団欒の中で夕食を自宅で取らせていただきました。
 モナさんの父親は、歯医者さんで、町の有名人ということになります。2万五千人の人口なので、誰もが患者さんになれば、顔見知りということになります。街並みはベージュとグレー色に彩られて、奇抜な家は景観上許されないようです。近くには愛犬専用の公園があり、区画整理された町は、広々としていました。
 モナさんの父親が、ここラキンタに教育環境を優先して移り住んだという事なのです。高等学校が一つ、中学が二つ、小学校が三つぐらいの、子供が伸び伸びと生活できる場所なのです。そんな事もあって、砂漠に突然現れた街並みの全貌を到着時には、ドライブして見せてもらいました。都市の形態は、観光都市であり、十キロぐらい離れた郊外には、カジノが軒を連ねていて多くの人が訪れるようです。
 家族は六人なので、私達も含めると大所帯に早変わりです。夕食をともにしながら、家族同士の会話に心が弾みます。長男一八歳がニーマ君、二女十四歳がミナちゃん、次男十歳がオミト君です。そして長女がモナさんとう事でとても仲の良い家族です。家族はクリスチャンなので、お祈りから食事が始まります。食卓には、豪華な料理が並べてあって、目で満腹ということになるのです。新たなる親戚、とても心地よい、旅の疲れも吹き飛んでしまう、時が流れました。