2011年1月5日(八段語録1184)

ロサンゼルスへ

 私達夫婦と息子の聖義そして恋人のモナさん私の母親と、アメリカのモナさんの実家へ訪問です。息子とモナさんとは、もう既に交際を始めてから二年の歳月が立ちました。今ではとても仲が良くて、いつ結婚してもおかしくない時期に入っているのです。一昨年の夏には、二週間我が家にホームステイして交流が本格的に始まりました。
 昨年は、同じく夏に、モナさんがハイスクールを卒業してすぐに、我が家に二カ月余り滞在して、その後、モナさんの母親の実家の祖母がいる熊本に滞在していたのでした。そして、今日成田空港で私達と出会う予定を入れていたのでした。
 私の家庭は、極真会館の伝統を背負って行こうとする気持ちが大きいので、親としての指導は、はっきりしているのです。入籍まではけじめをしっかりすることです。今の時代の風潮の流れのようにはさせないのです。我が家では、武士道を貫くべしという事なのです。つまり、結婚するまで、お互い精神的な関係だけにしなさいという事を強調しての交際にしました。男性としてそして女性として、家庭を持つために心の準備をする事が必要であると、二人に指導するのです。それは善悪ではなく、けじめの問題として指導しているのです。
 彼女が先に成田空港に、到着していていました。私達は、思いもよらない高速道路での事故で通行止めになって、一般道路を通った為に到着がチェックインぎりぎりの状態でした。それでも無事に全員で、ロサンゼルスへ向けての飛行機に乗り込む事が出来ました。
 今回の訪問の目的は、お嫁さんに頂くという事なのです。森家へ嫁いでもらうための挨拶ということになります。我が家の長男で、しかも跡取りに嫁いでくるので、最終的な確認となるのです。国際結婚とう事で、文化や伝統が全く違うので、お互い戸惑わないように、家どうし交流を深めたいという事なのです。
 話の内容は、カップルのお互いの意思の確認と、家どうしの交流ということになるのです。私も初めて息子の嫁を迎え入れるという事が、どのような事であるのかという事を体験しているということになります。
 ロサンゼルスの飛行機の中で感じる事は、息子の結婚は家と家との関係がしっかりしなければ、後々大変な事になるだろうと考えてしまうのです。親どうしが反対したりした場合には、本人達が苦労の道を行くであろうし、結婚というおめでたいことに、反してしまうように思えるのです。
 機内では、私の脳裏には、息子の生い立ちから、今までの事が思い浮かぶのです。同じDNAを持ち、しかも、コピーではない息子が、今までの人生と、これからモナさんとの二人三脚の人生を考えてしまうのです。私達の時と全く違った出会い、そして意表をついた国際結婚ということで、新鮮ですが、不安もあるのです。