2010年12月28日(八段語録1176)

2010年の総決算(14)

 極真会館宮城県本部は、10年の歳月に至ろうとしています。今の道場を分析して、誰が
次の担い手になっていくかという事が、課題となります。世界中において、ほとんどの団体企業は、同族団体企業になっております。同族の経営は中小企業に限定されないのです。世界最大級の企業もあります。
 さて、一般に同族企業として二代目に引き継げているのは30%、三代目まで引きつけるとしたら10%なのです。この継承の難しさは何故かを考えるのも、私の検討事項です。現在次への世代の引き継ぎは、着々と進んでいます。新しい指導者が確立して、原動力として推進していかなければならないのです。
 ところで、極真会館宮城県本部の現場の次の指導者となると、今の菅野師範が、果敢に推し進めていかなければならないでしょう。極真の伝統をしっかり継承し、更に発展させていく若い世代ということになるのです。そして、息子聖義というならば、早くても20年後に責任が果たせるものなら、役割を担ってほしいと思うのです。
 今の同族団体企業という概念ではなく、経営の文献や講座のほとんどが、プロの経営者が経営する企業だけを扱っています。同族に触れることを殆どしていないのです。現状とはかけ離れているわけです。それは、理由があります。同族団体企業と他の団体企業の間に、研究開発、マーケティング、会計等の仕事の違いがあるわけがないのです。
 代表師範としての道場運営に関して、いくつか守るべき重要な留意事項があると思うのです。それを守ることなくしては、繁栄するどころか生き残る事もできないと思うのです。 私は、極力自然に、人望の下に次の候補者に移行しようと思っているのです。