2010年12月22日(八段語録1170)
2010年の総決算(8)
いよいよ今日から広島における合宿審査会が行われようとしています。極真空手が影を作らない人生を送る一つの手段として用いられることに確信をもつのです。極真会館宮城県本部の歴史は、私が大山総裁から学んだ全ての内容を投入した愛情の記録です。それを克明に表し、どのように宮城県本部が成り立ってきたのかを理解する教本であります。
道場で学び、武士道のなんたるかを習得するという事は、例えるならば、太陽のような発光体を目指し、光となって利他主義の人生を生きるようなものです。影が生じる隙間がありません。最初は人生を歩むと、周りの人からあらゆるもの受けて行くのですが、それは多くの人から世話になることなのです。それも大切な事です。しかし、それは、借りを作ることであります。
人生はその借りを作っているのですから、借りを返す為に生きるようなものです。これから多くの人達の為に、もし悲しみがあるとするならば、それを拭って上げる事ができる人生の歩みをすべきでしょう。暗いところを明るく照らしてあげる愛情もかけていきたいものです。
さて、この武士道を育んできた日本国ですが、世界の多くの人達を結び付ける接着剤のような働きをするようになるのではないかと思うのです。これから世界が目まぐるしく変わり、一日圏内で世界のどこへでも行く事ができる環境が出来上がってきました。今のような国家の代わりに、EUのような共同体のような存在になり、最後には一つの国家に世界が形成されていくのではないかと思われるのです。
そこで、道場生一人一人に、感じるままに考えを列挙しました。私の書き続けた内容を指導者の皆さまが教本として、毎日稽古や指導に当たって欲しいのです。武道教育として、私が開拓した内容に更に付け加えて、教育内容をさらに強化して欲しいと考えています。
というのも、私が歩んだ極真会館での歩みを無駄にすることなく、継承し発展させ、新たなる勝利圏を形成して欲しいと思うのです。その為にも、私と心を合せた基準を作って欲しいのです。そうして、指導者として光り輝く人生を生き、大きな尊敬を受ける人物になって欲しいと思うのです。