本部長通信117 2008年3月11日
ご両親のための「極真空手のしおり」(5)
極真空手教育指導書の特徴
体制
@ 新道場生から黒帯の指導者まで、全員が一丸となって教育体制を築く。そのためには、段階の組織を明確化し、師範と、師範代、支部長責任者が、連絡をよく取り合い、各責任者が盛り上げていきます。師範を中心として各責任者が体制を確立させます。ここで問題になるのが責任者間の信頼関係です。お互い欠点があるのであれば,その点は補い合い長所を見つめて付き合うことだと思います。
A 段階的教育をしっかり取り組みます。オレンジ帯から茶帯まで10段階の教育内容に沿って、各段階の、組織と責任を明確にし、子供たちがスムーズに成長できるように、心のつなぎ(心の糊代)を充実させます。
流れ
@ 新規入門者・教育・合宿審査・大会と一貫した流れを作り、一日の教育、一週間の教育、一か月、一年の教育を明確にして、期間を区切った教育を展開させていきます。
A 稽古中もその前後も、気持ちと事情・環境を知ってあげて、責任者が関心を示すことによって流れる川のような教育体制を築いていきます。
B 小学6年までに、茶帯を習得し、それから6年ないし10年で黒帯を取る体制を崩さず毎月の目標を全うしていく教育をする。一般部においては、社会的経験も踏まえて,級を上げていきます。
教育
@ 教育の流れに対し、決して機械的に取り組むのではなく、家庭的な愛情を抱きながら対処します。指導者は親の如く、父兄には教育を任された責任あるものの如く、決して排他的になるのではなく、道場生にあった段階的教育と技術の習得、知情意の人格体の啓発を優先する愛情教育をおこないます。
A 各指導者は、会議を生命視し、現状を報告しあいながら、意識統一と全体を網羅し、細部にわたって子供達の成長を見つめ、さらに、師範を中心として、教育に対して絶対レベルを高めていこうという気持ち大切にし、極真魂のレベルを上げながら教育にあたるのです。
師範稽古 田子教室 移動膝蹴り60分 突き40分