2010年12月13日(八段語録1161)
これからの極真会館の運営
何事も掘り出し物はない
アメリカから帰ってきて、今後の方針を私なりに検討する時期に入っているのです。今の極真会館の基盤を最大限に活用し、これからの発展につなげていくことが、どのような事なのかを思い悩むのです。
ナニ―・エディケーション・システムとの協力関係は、極真空手と面白いコラボレーションになるのではないかと感じています。同じような考え方を○○代表と検討しあう事ができました。理念と理想を追求していく戦略は、希望が持てます。そして、話は当然、盛り上がるのです。
今から推し進めていく方向が、どれだけ利益を出すかで判断するのではなく、あくまでもどれだけ社会に貢献する事ができるかで判断する考えは変わっていないのです。つまり、財務からの分析をするのではなく、あくまでも戦略に基づく強力関係が望ましいと感じています。
この強力関係は、事業戦略によって選択されました。幼児教育と極真空手は、同じ共通点を持つのです。もし共通点がなければ失敗するのです。共通点は、一流のメンバーを擁しているという事でもなく、仕事の効率が最大限よいということでもなく、資金が豊富だというのでもないのです。唯一、戦略、つまり社会貢献をしようとする事が、一緒であるという事なのです。
つまり、お互いの相乗効果が大きいのです。一緒に展開する領域が時間的にも被らないし、お互いが貢献するばかりでなく、協調して行く事ができるのです。もちろん、極真空手側からして、コラボして貢献してくれることを望むのですが、教育上のあるいは、技術的な面での強みに持って行く事ができるのではないかと考えるのです。
○○代表との間では、コミュニケーションがうまくいくのですが、三者間での協議をしていくならば、価値観が統一されていなければならないのです。お互いが貢献して行くという気持ちがなければならないのです。つまり、為に生きるという利他主義が確立されない限り難しい結果になるのです。
その意味では、今回の協力体制は、何も掘り出し物ではなく、並みの繋がりとして考えたほうが無理せずに済むのです。ただ、お互いの姿勢が利他主義を貫いて初めて、並みから黄金の輝きを増すようになるのです。単なる利益追求であるならば、今売れている液晶テレビを販売する感覚で、事業内容を推し進めていけばいいのであって、私達の場合、あくまでも多くの人の教育に携ろうとする教育者の立場でなくてはならないのです。