2010年12月5日(八段語録1153)

これからの極真会館の運営
これからの課題は資金ありきではなく、ものの考え方です

 これからの極真会館の運営で強みになるのは、常設道場を持って力強く進軍して行くという事なのです。常設道場は確かに経費もかかります。あらゆる諸費用は馬鹿にならないほどなのです。しかし、信用面では抜群です。その意味では、私達が持っている、道場運営の強みを、常設という強固なものに組み入れるならば、素晴らしいパワーを発揮すると確信するのです。
 他の空手団体、特に、国体などに参加している団体は、まず地方公共団体からの援助があります。宮城県でもその利権があるゆえに、私達が体協に手続き出来ないとう事もあるのです。何年か前不正に補助金を300万円近く流用して問題になった事が新聞を踊っていました。それも今はどうなっているのか曖昧です。
 私達は、補助金を一切受けない体制を作ってきました。これだけの教育内容と施設であるから国や地方公共団体の援助もあっても良いと思うのですが、それを保育園や幼稚園のように援助の受け皿にしようとは思っていないのです。なるべく、行政に援助を求めず、民活の力を持ってして、独自に推し進めていくという方針を貫いてきた訳なのです。
 道場運営の連鎖的戦略を私達は持って行こうとするのです。つまり、行政とのタイアップを施設面で活用する事を視野に入れてきました。コスト主導型の道場運営から、感謝されて献金されていくような価格指導型の管理へ移行しようとするのです。つまり、最初にお金ありきではないのです。かつての英会話○○の運営体制は、レッスン分を最初に徴収するというコスト主導型の運営でした。当然多くの社会問題になった事は、記憶に新しい事です。それに近い運営が、大手予備校、学習塾が行っている、1年分の前金制になっているのです。それもかなりの高額なのです。私達の一コマあたりの有に3倍は越えているのです。
 欧米の合理的企業のほとんどが、コストからスタートし、それに利潤幅を載せて価格を決めるという、コスト指導型の価格設定を行ってきた訳なのです。これに対して、私達が行なっている価格指導型の運営は、道場生が感謝して進んで支払う価格を設定して、多くの道場生を高いレベルの技術力と高水準の人格まで引き上げて行こうとする、許容される内容として行っているのです。この道場生が進んで支払うであろう、月謝についての情報と設備を用意するのが、私達のマネジメントということになるのです。かなり労力がいることであり、大変な苦労が伴っているのです。それも執行部は果敢に推し進めているのですから感謝せざるを得ないし頭が下がるのです。
 これは、利他主義から生まれる発想であり、為に生きる精神なのです。道場生側からの観点に立った運営ということになります。この宮城県本部の中で、スタッフに、高額所得者は存在しないのです。何故なら、空手道という精神を伝播したいのであり、多くの青少年を教育する事に忙しいのです。その意味でも、私達の団体では、ボランティアで教室を担当してくれる人が多数いるのです。何故ならば、教育を施す事によって、自らも成長できる空手道であるからなのです。初段以上の段位は、当然空手の強さと技術力も眼中には入りますが、それ以上に、空手道を通じて青少年教育の貢献度から生まれていると言って過言でないのです。人の道を極めるという武士道の思想が根底にあるのです。
 今行っている執行部の運営内容は、他分野の専門家が英知を重ね合わせながら日々チームとして取り組んでいるのです。資金面と運営のリスクをカバーする為のコストが利益として差し引かれ、許容されるコストの上限が示される訳なのです。
その後に極真空手道の教育価値とコストとのトレードオフが行われて行っている現状なのです。