2010年12月2日(八段語録1150)

これからの極真会館の運営
極真会館宮城県本部の存在を確実にする

 本当に手塚会長と共に歩むかの真意を問われ、怖気つくようでは話にならないのです。松井派、新極真の二つの団体以上
に成長する存在を目指すのが今回の一連の流れでした。大山総裁以降、枝分かれた極真会館の覇者となるべく、立ちあがっ
たのが、今回の会長について行くか、それとも別の道を選択するかという出来事でした。そのような段階に突入して、これ
から問われるのは、組織のマネジメントであり、そのマネジメントにとっての最大の責任は、宮城県本部の存在を確実にす
ることに他ならないのです。
 すなわち、宮城県本部のあらゆるシステムのノウハウを堅固にして、打撃に耐えられるようにしなければならないのです
。これから手塚会長が目指すべき理想と夢という、急激な変化に適応し、新たなる機会を捉えることになるのです。これか
ら順調にいくはずはなく、乱気流として不規則にあらゆる事態が待ち構えているに相違ないのです。乱気流とは、旅客機に
乗って感じる事ですが、非線形かつ不連続なのです。しかし、その底辺にある原因については、パイロットに聞かすとも分
析し、予想し、コントロールする事ができるのです。
 ところで、今回の会長の方針というマネジメントに携る者が対処する事、しかも対応しなければならないものは、乱気流
の最大の原因である組織の一本化であり、統一した方針の下での一致化した歩みなのです。今既存にある連合や組合的色彩
ではなく、株式会社のような、指揮命令がはっきりした体制作りでした。
 特に今回の体制に踏み切った理由は、将来極真会館の最高最大の組織像があるからなのです。将来多国籍的な組織を目指
すならば、一つの組織体でなければ、不安定になるのです。世界の多国籍企業は、世界の経済のありようを変えたのです。
極真会館も一応は、世界を股にかけて動いているのです。連合型で個人の道場が強すぎる状態では、自由な活動が難しくな
るのです。意見の不一致を見ながらの矛盾と憤りの組織としてお互いが批判しあうようになるのは目に見えているのです。
 そのような意味では、グローバルな組織構造目指す手塚グループは、極真会館がグローバル団体として世界組織の主役と
なる可能性があるのです。この方針の判断は、確かに縮小したかに見えますが、かえって組織として強い絆で結び付くので
す。この組織改革の変化は、新たなる活力を生み発展の兆しさえ見せているのです。
 従って、極真会館手塚グループにおいて、宮城県本部モデルが重要になるのです。私は、今後の活動を見越して、一方に
おいて定年制を撤廃しました。つまり、元気で働けるのであれば、生涯活動できる組織人として先頭に立つ事ができるので
す。さらに、一方において長期的視点から、人間は限りなく成長すると確信する事によって、高年齢ゆえに指導力が増し加
わっていくという、人材活用の再編を必然としたのです。
 これからの、宮城県本部の新たなる提案は、大きな夢を描いて、全世界を包み込んでいくものでなければと考えて行くの
です。それだけに、今から打つ、一手が重要であり、余り無駄な動きはしたくないのです。開拓者としての宮城県本部の活
動は益々重要になるのです。