本部長通信115  2008年3月9日

ご両親のための「極真空手のしおり」(3)


極真会館手塚グループの使命
今までの準備
手塚グループは、「家族」「対話」「自然」の理念がどこまで社会に通用するかを実践し、訓練してきたのであります。単に個人ばかりでなく、我がグループが、地域社会に貢献するために、さらに、国民運動と世界展開していくために、責任を感じてきました。

精神的使命
これからの極真会館は、日本と世界で、教育力の論理を展開することは、言うまでもありません。いくら精神的立場が立派であるといえども、教育力で完結して初めて、全体の目的を完成するのであります。この観点なくして、道理が通らないのであります。

 しかしそこには、青少年の教育力が重要かそれとも精神的立場が重要かという問題が起こるのです。私たちは、はっきり、精神的立場が重要であると断言いたします。精神的立場は、正しい伝統のためであり、教育力は子供たちのためにあるのであります。その観点からすると、正しい伝統を重要視せざるを得ないのであります。

学校の校長が教え子とみだらな関係を続けていたニュースを飛び込んできました。実に嘆かわしいばかりです。まさに、教師として精神的立場を忘れたために起きた事件でした。

私たちの精神的立場の伝統が個人を通して、家庭、国家を超えて世界に発展をもたらせるのであります。それが手塚グループの正しい精神的立場の伝統なのであります。そこには、家族であるがゆえに、どのように教育しなければならないかを自覚しているのです。

師範稽古 お休み