2010年11月30日(八段語録1148)

これからの極真会館の運営
ミドルの立場に立つ指導者は最前線に出発

 今こそ、現場の指導者は、新しい道場生の拡大に力を入れるべきなのです。ただ、来場している道場生を指導していれば、事足りたと思っていては、いけない時期なのです。誰も、自分の教室をサポートする事はないという気持ちで、あらゆる努力を惜しまずに基盤拡大に力を投入すべきなのです。
 今ある指導者としてのポジションは、当然なるべくしてなったのではなく、今までの努力が報いられて存在しているのです。自動的に段位が上がり、指導者になっていくというのではないのです。半年、一年と指導を任せたまま、執行部は静観しているのです。強い指導力と成果がなければ、そのままそのポストは死に体になってしまうのです。
 これを実行して、いつの間にか反旗を翻すという事が、かつてありました。自分の未熟さを棚に上げて、批判し、さらには自ら亜流を立ち上げるという事は、これからはあってはならない事なのです。
 そのような意味では、現場の指導者に要求する事は、仕事の内容を充実させることであります。自分が指導していることに、現場の時間だけを中心に考えるのではなく、優れた業績を挙げていく事なのです。これは、先輩後輩はないのです。自らの責任分担を大きくし、挑戦的に厳しく見直し、裁量を持って業務を推し進めていくのです。
 その結果、空手道における自己実現が充実と共に果たせるようになるのです。更に、そのような指導意識を持った人物であるならば、多くの他の責任を持つ事も出来るのです。執行部は、人材採掘に昇進に相応しいかという観点から本当に頑張って指導しております。あらゆる公平なチェックを入れながら、健全な組織運営をしようと計り知れない努力をしているのです。
 今私達は、この体制が良いのか、それともより挑戦的な仕事にふさわしいのか、新しい責任を加えるにふさわしい時期に、この指導者は来ているのか等、あらゆる報告を受けているのです。