2010年11月29日(八段語録1147)

これからの極真会館の運営
宮城県本部における極真空手の価値とコスト

 道場生にとっての極真空手の価値と、それを維持し道場生に満足してもらえるために、要した人的資源と物的資源の情報こそ基本にあるので、僅かばかりですが情報を公開するのです。極真空手の価値とは、大山総裁の輝きにあるのです。今まで誰ひとりとして、極めてこなかった空手道の世界を追求し、あらゆる迫害を受けながら、世界を股にかけて、実証したのです。世界最強の武道を実体でもって闘い抜き、一度も敗北することない神話は未だに語り継がれているのです。
 そればかりではなく、誰でも最強になれる事の実証をし、弟子たちを育て、更にその強さを世界中に伝播したのでした。その歴史の一端を担った私の立場に、幸せにも立たせてもらったことが、どれ程の価値なのか計り知れないと感じるのです。さらに、手塚会長の流れから、私達が直結しているという事が、ダイヤモンドの輝きに匹敵するのです。
 さて、その価値を維持している宮城県本部の要した資源がどのような内容であったかという事も、道場生として修行している中核の人達には理解してもらう時期に入っていると思うのです。道場生各々が当然選択して極真空手道に到達し切磋琢磨する事は大変素晴らしい事なのですが、極真空手の伝統を相続し、さらに広めて行こうとする宮城県本部にとっては、極めて考える事の出来ない歩みでもあったのです。
 宮城県本部の立ち上げは、誰も協力者のない立場だったのです。人的資源について言うならば、代表の私が全てであり、その存在は、かつて修行してきた全ての投入以外にないのです。更に、修行環境を維持するために、自ら他の分野で資金を得、投入する以外にはなかったのです。一人の道場生を育てるために、実際頂く尊い月謝ですが、運営に関しては何の役にも立たないくらいだったのです。何故ならば、道場生育成と管理会計というコンセプトの手法で言うならば、根本から違っていたのです。
 それは、未だに10年経っても変わっていないのです。道場生のご両親から収益を挙げているような指摘を受けるのですが、400名以上の道場生を抱えての道場運営は、そんなに生易しい事ではないのです。私の会計手法は、道場生の成長を最優先し、単に道場の運営をするのとは違っていたのです。この道場運営が生徒各々を教育することであり、成果は立派な人物へと変身させることに力点を置いたのでした。
 企業経営とはまるっきり無縁な道場なのです。この運営と会計の新理論を理解しておかなければ、発展する事さえ、極真会館宮城県本部はなかったのです。具体的には、活動をしてきた事自体、奇跡のような原価計算の考え方に立脚してきたのです。それでも、代表師範は、このコンセプトと方法を弟子たちに身に着けさせようとするのです。何故ならば、それが発展の原則であるからなのです。あくまでも利他主義を貫く極真会館宮城県本部であり続ける事を宣言しているのです。それがまた発展に繋がると確信しているのです。