2010年11月24日(4)(八段語録1142)

これからの極真会館の運営
お互いの援助関係が最も生産的である

 自らの県本部を犠牲にする事ができるだけの強力な県本部を必要とするのです。全国を統括するとなるとグローバルに発展しようとする道場に対して、育み成長させようとする県本部の犠牲が必要となってくるのです。
 お互いの道場を成長させようとするならば、お互いの援助関係は必然的な事になるのです。そうしないと共有するシステムが生まれてこないし、全体での行動が難しくなるのです。融合性と統一性をしっかり整えて、独自性を発揮させていこうとする考え方なのです。
 例えば、環境保護を訴えて、生態系を整えていこうとするならば、国際法が必要になって来るのです。海洋汚染、地球温暖化、オゾン層破壊など、人類存在環境の破壊をともなっての生産活動は、国際法と共に検討すべき事なのです。
 それと同じように、共存共栄を図る各県の本部をしっかりサポートするならば、お互いのシステム化の一致が願われるという事は当然なのかもしれないのです。独自の道場だけでは、決して跳躍する事はないのです。
 今から始まって、これから伸びようとする道場に対しては、先陣を切って歩んだ道場のシステムをしっかり学んで学習していくというお互いの協力がなくては、大きな発展にはならないのです。実際のところ、今まで闘ってきた道場の勝利のシステムを学習する事が成長の最短距離であり、最も生産的な活動になると確信するのです。
 これから良き情報をお互いが共有しながら、成功事例を整えた道場は、いち早く後続の道場に伝播し、すぐさまスタンバイ状況を作成させ、全体の発展の為に貢献する義務を負うとい各道場の犠牲精神が必要となって来るのです。
 そのような事を考えながら、福岡空港で会長と昼食を取りながら、過ごしています。自分の役割が何であるのか、もう少し自問自答しながら、しっかりとした方向性を自分に出していくということになるのです。どのように極真空手道を地域社会に浸透させていく事ができるのかを自分の命題として、筆を置きます。