2010年11月24日(2)(八段語録1140)

これからの極真会館の運営
公共性を踏まえた道場運営

 特別に地方自治体が積極的に関わらない道場運営は、しっかり独立して運営しているということになるのです。現実の運営は、事業、成果という実行に関わる事は、何ら公共団体に依存しようとする考えはないのですが、協力していただけることに関しては、積極的にお願いするのです。青少年の教育問題で、私達の道場引き受けられることに関しての積極的起案をしていくことになるのです。
 その為には、行政をどのように活用していくか、それから、それ以外の部分をどのように受け持っていくかを考えようとするのです。次いで、行政との連帯の機会をスムーズにする為に、極真会館宮城県本部の役割を如何に組み立て直すかという事になるのです。
 ところで、地方公共団体の借金問題は、累積して凄まじい金額になっているのです。それでも頼ろうとするならば共倒れをしてしまうし、病に冒された無能な地方団体になり下がっていくばかりか、私達は寄生虫にしかなり得ないということになるのです。
 私達の活動を強化していくならば、すなわち、民営化の活力を提示し続けていくとするならば、公共団体も力を取り戻していくという道が開かれるのです。もはや、地方公共団体には、今までのような「おんぶにだっこ」のような方式で頼る事は出来ないと考えていくべきであろうと思うのです。もし、そのような道を推し進めていくならば、更なる官僚化を生むことになるし、更なる成果は生まれないのです。
 極真会館は、青少年教育に一石を投じてきました。四十年近く経って、一般市民にも認知され始めているのです。最初は当然劇画の世界だけで、面白く表現されてきたのであり、本質的な事まで掘り下げた人間教育の結果を表現する事ができなかったのです。
 しかし、今は、青少年問題の「いじめ・非行」に積極果敢に取り組める教育プログラムであると認知され始めているのです。その意味では、民営化を徹底して、己が精神を貫き通した極真空手にスポットライトが当てられてくる時代の突入と受け止めても良いのではないかと思うのです。